【トヨタ カムリ 新型】勝又CE「理屈抜きに格好良いと言って頂けるクルマを目指した」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ・カムリ新型発表会
トヨタ・カムリ新型発表会 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車は7月10日、『カムリ』を全面改良し、発売した。チーフエンジニアを務める勝又正人氏は同日都内で開いた発表会で「これはカムリじゃないよね、あるいは理屈抜きに格好良いね、そういうふうに言って頂けるようなクルマを目指して開発をしてきた」と振り返った。

【画像全12枚】

というのも「これまでのカムリは北米を中心にホワイトブレッド、つまり食パンといわれてきた。無くてはならないもの、安心なクルマという意味では大変ありがたいニックネーム。その結果もあって全米乗用車15年連続ナンバーワンにつながったのだと思っている。だが一方で良いクルマなんだけどワクワクドキドキしないという意味でもある」からだ。

勝又チーフエンジニアは「これではまずい、このままでは絶対にまずい。我々自身が、そしてカムリ自身が大きく変らなければ大変なことになる、その強い危機感が前例のない変革という合言葉を生んだ。カムリを変えるためには何でもする。こんな不退転の決意がカムリには込められている」と明かす。

その上で「私たちチームカムリが目指したのは、デザイナーが思い描く、理屈抜きで格好良いクルマを、そのまま造るということ」と述べた。

実際に新型カムリはワイド&ローのプロポーションに一新されたが、勝又チーフエンジニアによると「開発初期段階でデザイナーがノートの切れ端に描いた、まさに初期のスケッチとほとんど同じ」とのことだ。

「例えばフードを低くするということはエンジンルームの中にあるすべての部品をコンパクトに造り直し、また低く配置をし直す必要がある。たったひとつの部品がフードを突き抜けただけで、すべてが台無しになるが、オールニューTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)だからこそ実現できた」と勝又チーフエンジニアは語る。

さらに「今回のカムリの前例の無い変革はスタイルだけではない。当然、クルマは走るもの。だからこそ走りにも徹底的にこだわった」とも。

具体的には「低重心のパッケージは格好良いスタイルの重要な理屈と同時に、走りの良さの基本的なファクター。重たいものを少しでも低く、そして中央寄りに搭載する、これにより基本的な物理特性を飛躍的に向上させた。その上でリアサスペンションのダブルウイッシュボーン、またボディの剛性やステアリング系の剛性を上げるなど運動性能の大幅な向上を図った」としている。

一方、新型カムリの日本仕様は先代と同様にハイブリッドのみの設定だが、「ゼロから新規に開発した2.5リットルダイナミックフォースエンジンに、新世代のハイブリッドシステムTHSIIを組み合わせモーターならではの瞬間加速の良さ、そしてアクセルペダルの動きにダイレクトに反応する気持ちの良い走りにこだわった。しかもエンジンの熱効率は世界トップクラスの41%。その結果、小気味の良い走りに加えて燃費は、このクラストップレベルの33.4km/リットルを実現した」と勝又チーフエンジニアは解説していた。

新型カムリの価格は329万4000~419万5800円。これまでカムリはカローラ店の専売モデルだったが、今回の全面改良を機にトヨペット店およびネッツ店でも併売することになった。なお東京地区では東京トヨタでも販売する。月販目標は2400台。

《小松哲也》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. スズキ初の軽EV『eスカイ』発売へ、その使命とは…開発責任者「アルトのように“時代に残る”1台に」
  3. 三菱重工、小型電動ターボを活用…窒素冷媒の超低温ブライン冷凍機を2027年発売へ
  4. 「これは売れそう」ワイルドな日産『キックス』発表にファン歓喜!「ROCK CREEK」12月発売へ
  5. メルセデスAMG『CLA 45』新型、ニュルでセグメント最速タイムを記録…3モーターで680馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  5. スズキ初の軽EV『eスカイ』発売へ、その使命とは…開発責任者「アルトのように“時代に残る”1台に」
ランキングをもっと見る