【レンジローバー ヴェラール】日本法人社長「次世代のレンジローバーを定義していく」

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レンジローバー・ヴェラール 発表会
レンジローバー・ヴェラール 発表会 全 11 枚 拡大写真

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは7月11日、ランドローバーブランドの新型SUV『レンジローバー・ヴェラール』の受注を開始した。レンジローバーシリーズとしては4車種目となり、『レンジローバー・エヴォーク』と『レンジローバー・スポーツ』の間を埋める役割を担う。

ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長は同日都内で開いた発表会で「グラマラスでモダン、優雅なこのクルマはレンジローバー エヴォークとレンジローバー スポーツの空白を埋める。次世代のレンジローバーを定義していくものにもなっていく」と紹介。

さらに「リダクションイズム(還元主義)というのが設計やエンジニアリングにあたってのキーワードになっている。エクステリアは完璧に最適化されたプロポーションで、力強く引き締まった曲面、それからシルエットが際立つ。インテリアは上質なマテリアルと細部にこだわった造りが、簡素な美を一層際立てるサンクチュアリになっている」とも述べた。

発表会にはランドローバーのチーフエクステリアデザイナーを務めるジェレミー・ウォーターマン氏も登壇し、「オーバーハングで長いリア、そして非常にエレガントな車体とルーフは、グラマラスでモダンな印象を与える」としながらも、「これは非常に無駄をそぎ落としている」と明かす。

実際、ランドローバーで初採用となるドアパネル格納式のデプロイアル・ドアハンドルや薄型のLEDヘッドランプなどはヴェラールのエクステリアの大きな特徴となっている。

このデプロイアル・ドアハンドルについてウォーターマン氏は「エアロダイナミクスの観点から良いだけではなく、サイドのデザインをすっきりさせることもできるので、レンジローバーのデザインをさらに未来へつなげる形になっている」との考えを示した。

ヴェラールの日本市場向けエンジンバリエーションは、3リットルV型6気筒スーパーチャージドガソリン、2リットル4気筒INGENIUMガソリンおよび2リットル4気筒INGENIUMディーゼルがある。このうち2リットル4気筒INGENIUMガソリンはランドローバー初搭載となり、最高出力250馬力・最大トルク365Nmと同300馬力・同400Nmの2タイプが用意されている。

また速度やギアポジション、ナビゲーションの指示などのデータをフロントガラス上にカラーで表示するヘッド・アップ・ディスプレーがヴェラールから日本仕様車にも搭載されるようになったという。ヴェラールの価格は699万~1526万円となっている。

《小松哲也》

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