ボルグワーナー、ホンダに電動ターボ供給…新型 シビック に搭載

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ボルグワーナーの電動ウェイストゲート付きターボ
ボルグワーナーの電動ウェイストゲート付きターボ 全 3 枚 拡大写真

米国に本拠を置く自動車部品メーカー、ボルグワーナーは7月11日、電動ウェイストゲート付きターボチャージャーを、新型ホンダ『シビック』向けに供給すると発表した。

この電動ターボは、新型シビックの直噴1.0リットル直列3気筒ガソリン「VTEC TURBO」エンジンに搭載。まずは、アジア市場と欧州市場で発売される。ボルグワーナーの小型ターボチャージャーは、エンジン効率とパフォーマンスを改善し、1.0リットルの少排気量から、最大出力127hpのパワーと、優れたレスポンスの実現に貢献している。

ボルグワーナーのB01ターボチャージャーは、小型で堅牢な設計が特徴。優れた騒音や振動性能を備え、低粘度オイルにも対応する。また、先進的な素材を使用することで、最大950°Cの排出ガス温度と、最大28万5000rpmの回転速度における耐久性を確保した。

高精度な制御が可能な電動ウェイストゲートの採用により、高エンジン出力時の高過給圧力を防ぎながら、パワフルかつ高効率なパフォーマンスを実現。燃費を改善すると同時に、すべてのエンジン回転速度域における優れたトルク特性をもたらす。

低慣性タービンホイールは、排気脈動の活用を最適化することで、低エンジン回転速度域で優れたレスポンスを発揮し、広い領域でのパフォーマンス向上を可能に。コールドスタート中に、触媒コンバーターを速やかに活性化させることで、排出ガスを大幅に削減する効果も備えている。

ボルグワーナー・ターボシステムズのFrederic Lissalde社長は、「ボルグワーナーの電動ウェイストゲート付きターボチャージャーは、高出力の小型エンジン向けに設計。非常にコンパクトなパッケージで優れた効率とレスポンスを実現した。ボルグワーナーとホンダによる初の国際的な開発事業は、ボルグワーナーが先進ターボチャージャー技術のリーダーとして、高く評価されていることの表れ」とコメントしている。

《森脇稔》

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