閉鎖中の大分空港、12時45分に運用再開

航空 企業動向

大分県国東市にある大分空港が13日7時から閉鎖された。滑走路の地盤改良工事で路面の隆起があったためだ。滑走路南端から500メートル付近で、半径約4メートル、高さ6センチに渡って盛り上がっているのが、確認された。

現場は耐震補強のための工事が前日22時30分から行われていた。地震が起きた時の滑走路の液状化を防ぐために、地層に粘度の高いモルタルをポンプで注入し、液状化層の地盤を固めていた。

CPG工法は羽田空港や新潟空港で施工実績があるが、大分空港では初めて。「ある程度の隆起が予想される工事だったが、想定以上の隆起があったため工事を中止した」と、工事主体の九州地方整備局 別府港湾・空港整備事務所)は、話す。隆起が発見されたのは深夜2時30分頃で、そのため利用開始の7時から閉鎖していた。

空港の再開については「隆起した部分を切削して、運行に支障がなければ再開できる」(同事務所)として同日13時の運用再開を目指し、12時45分に空港運用を再開した。

空港閉鎖の影響が航空機に出ているが、各社の準備が整い次第、運航も始まる。

12月19日までの予定されている空港の地盤改良工事は、隆起の原因特定後に継続する。

《中島みなみ》

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