『カーズ/クロスロード』を見て“やられた”…元F1レーサーの片山右京

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代官山モーニングクルーズ『カーズ/クロスロード』
代官山モーニングクルーズ『カーズ/クロスロード』 全 16 枚 拡大写真

東京の代官山蔦屋書店の駐車場に17日朝、赤と黄の車が結集した。ディズニー/ピクサーのアニメーション映画『カーズ/クロスロード』の画面から飛び出して来たかのようだ。特製サンシェードを車内に置くことによって、赤い車はマックィーンのように、黄色い車はクルーズのように、“カーズ化”した。

代官山蔦屋書店(代官山T-SITE)の駐車場では、 毎月第2日曜日の早朝に、毎回様々なテーマを設定して「代官山モーニングクルーズ」が開催されている。道の空いている週末の早朝に集まろう、という趣旨だ。今回は15日に日本公開された『カーズ/クロスロード』の応援企画として、17日に赤と黄色のスポーツカーが集まった。駐車場には入れず路上に止まった車を合わせてその数約150台、イベントに集まった人数は約300人。

イベントには、元F1レーサーの片山右京と自動車評論家の国沢光宏が登場してスペシャルトークショーも実施された。片山は『カーズ/クロスロード』の予告特報で、実況解説者としても登場している。

国沢はイベントに集まった車を見て「スポーツカーは赤が多いのだけど、黄色は買うのに勇気がいる色だから少ない。でもたくさん集まった」と感心。そして片山は映画について「現役当時を思い出してやられた」と語る。

映画について片山は「レースの臨場感がすごい。モデルとなったレースである、ナスカー特有のサスペンションのやわらかさが表現されていて、怖い。『流れ出したら止まらないぞ』と、わかった。アニメーションの技術だけでなく、作り手のこだわりを感じた」という。国沢は「ナスカーはアメリカで人気のスポーツだから、みんなが知ってるからウソをつけない」と解説。

そして片山はレーサーの心情について語る。「レーサーはプレッシャーや恐怖を常に感じている。マックィーンがレース前に自分を鼓舞するシーンはよくわかる。自分も夢を見てコースインする時代があったが、新しい才能が登場して、時代が変わる。映画の中のマックィーンと同じように感じていた」。

「映画を見ていても、最初は『キャラクターがかわいいな』だったのが、だんだん息苦しくなってきた。時代の流れに抗えない中、どうするか。辛いので見ないほうがいいです(笑)」

《高木啓》

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