【カーオーディオ “取り付け”至上主義】トゥイーター・セッティング その2

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トゥイーターの装着例(フォーカル・デモカー)。
トゥイーターの装着例(フォーカル・デモカー)。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの音質を整えるためには、「サウンドチューニング機能」を上手に運用する必要があるのだが、それもこれもしっかりした取り付けが行われていることが前提となる。まずは取り付けありきなのだ。

当コーナーでは、そんな重要案件に関してのウンチクを、1つ1つ掘り下げてご紹介している。

さて、先週からは“第2章”に突入し、トゥイーターインストールにおいてのあれこれの考察を開始した。まず先週は、純正位置に取り付けることのメリット、デメリットを解説したが、それに引き続き今週は、ダッシュボード上に“ボン”と置く取り付けスタイルについて考えていく。

使用するトゥイーターのタイプにもよるが、もしも使おうと思っているスピーカーのトゥイーターにスタンドが付属されているならば、このスタイルが、もっともお手軽な取り付け方法となる。

そしてさらにこのスタイルは、音的にもなかなかに有利。取り付け場所の自由度と、角度の自由度が高いので、それらを微調整することで、ベストを探りやすいのだ。

取り付け場所については、奥側と手前側とで、どのあたりが良いのかを探っていこう。ちなみに、奥側に付けるとステージの奥行き感も出しやすくなる。さらには遠くに付けたほうが、左右の距離差も少なくなるので、その点でも利がある。

角度についてもいろいろと変えながら、音を聴いてサウンド全体のバランスが良好になる向きを選んでいこう。

続いては注意点もご紹介しておく。まず気を付けたいのが、ガラスやメーターフード等への音の反射だ。奥側に付けるほどに、フロントガラスへの反射の影響が大きくなることもあるので、それに対してのケアはお忘れなきように。反射音の影響をゼロにすることは不可能だが、できるだけ少ないに越したことはない。直接音と反射音が混在すればするほど、コントロールがしづらくなるのだ。

あと、「DSP」を用いない場合には、リスナーと正対させないほうが無難だ。近いほうのスピーカーの音が強くなり過ぎるので、左右のバランスを整えにくくなる。「DSP」を用いない場合には、左右とも、運転席と助手席の間を向けるのがおすすめだ。こうすると、正対するときの角度をゼロとして、そこからの振れ角が、左右とも大体同じくらいになるはずだ。さらには、運転席と助手席とでもコンディションがほぼ同じ、という利点も得られる。

今週はこれにて終了だ。次週もこれに引き続いてトゥイーターの取り付け場所についての考察を続けていく。乞うご期待。

【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第2章 トゥイーター・セッティング その2

《太田祥三》

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