京都に育まれたパンの味、クルマの縁が広がる---テクノパン

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クルマの縁で広がり、京都に育まれたパンの味(テクノパンを訪ねる)
クルマの縁で広がり、京都に育まれたパンの味(テクノパンを訪ねる) 全 15 枚 拡大写真

京都市伏見区にあるテクノパン。ルノー『カングー』をこよなく愛するオーナーの佐々木さんの廻りにはいつも、クルマ好き、フランス車好き、ルノー好きが集まる。そんなテクノパンを訪問、オーナーの佐々木さんにお話を伺った。

「僕自身もイベントにはできるだけ参加したいと思っています。イベントでお会いした方はいい方ばかりで、そのあとで、ドライブがてらお店に遊びにいらしてくださる方もかなり多いですよ。実は今日も名古屋方面から、クルマのつながりで来店していただいていました」 カングーやルノー車はもとより、フランス車をテーマにしたイベントは多い。そういうところで知り合った方や、その仲間、さらにその友人知人の来店は平日でも少なくないそうだ。

店舗のロゴや、ポップにもルノーやカングーがあしらわれており、佐々木さんの思いは、クルマ好きではない来店者にも一目瞭然だろう。

テクノパンはクルマ好きのために営業しているわけではない。知ってほしいのはパンの味だ。「少しですがテーブルもご用意して、コーヒーなどもお出ししていますので、日中は近所の主婦の方や、お仕事されている方がパンやサンドイッチでランチにご来店されるケースも多いです」とのこと。

訪問した日、ランチのタイミングを逸していた筆者も、「パストラミポークのサンドウィッチ」と、「ジャムパン」、おススメの「ヨーロピアンアンパン」をチョイス、店内でお昼を頂くことに。いずれも食べごたえ抜群で、パンの味がする。それが共通点だ。パンの味がするのは当たり前のようにも思われるかもしれないが、小麦の香り、もちっとした弾力と、噛むほどに甘みの楽しめるパン。やはり丁寧な仕込みを存分に感じ取ることができる品々だ。

ビールやウィスキーの工場が近くにはあり、古くから酒造りも盛んな伏見。発酵や食文化にも無頓着ではないこの地域でパンを作り続けるのはたやすいことではない。「今まで京都市内の百貨店まで買いに行ってたけど、このバケットがあればその必要がなくて助かる、とおっしゃるお客様がいらっしゃいましてとてもうれしかったですね。高級なパンを目指しているということではなく、普段口にするパンが普通においしいと感じてもらえるものを、これからも作って行きたいですね。その意味では京都の街に鍛えられ、育てられていると感じます」と話す佐々木さん。

佐々木さんは、お客さんでルノーが欲しいという方にディーラーを紹介したこともあるそうだ。「なんだか最近はルノーのお店でも、うちを紹介してくださるようで、特に初めてルノーに乗られた方などに紹介してくださるようで、ありがたい限りです。クルマの仲間も、近所でいつも利用してくださる方同様、大切です」という。

《中込健太郎》

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