ヤマハ発動機、米国のボート周辺機器メーカー2社を買収…マリンビジネス強化

船舶 企業動向
ボート用プラスチック製燃料タンク
ボート用プラスチック製燃料タンク 全 2 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は7月19日、米国のボート周辺機器メーカーのクレーコー社およびベネットマリン社を買収するとともに、新会社ヤマハ マリン システムズ カンパニーを米カリフォルニア州に設立したと発表した。

ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるクレーコー社は、ボート用燃料タンクなどのプラスチック製品を製造・販売。2016年の売上高は270万米ドル(約3億円)。フロリダ州ディアフィールドビーチにあるベネットマリン社は、走行時のボートの姿勢制御を行うトリムタブ等を製造・販売。売上高は860万米ドル(約9億6000万円)。

ヤマハ発動機は、中期経営計画(2016-2018年)の成長戦略の1つとして「マリン・世界3兆円市場への挑戦 -システム・サプライヤーとして強固なNo.1ブランド-」を掲げており、今回のボート周辺機器メーカー2社の取り込みと新会社設置はその一環となる。

エンジンと燃料タンク、トリムタブをシステムで繋ぐことで、最適な姿勢制御による快適性、燃費性能の向上などを図るとともに、ボートシステムの先進機能開発における品質・開発スピードの向上を目指す。またボートビルダーに対しては船外機と周辺システム機器のパッケージングでの供給が可能となり、ボートの付加価値向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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