交通取締りの警官をひき逃げ、バイク運転の自衛官を逮捕

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今月上旬に愛知県春日井市内で交通取締りを突破しようとしたバイクにはねられた警官が重傷を負ったひき逃げ事件について、愛知県警は19日、陸上自衛官の男を傷害や公務執行妨害、道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕した。

愛知県警・春日井署によると、問題の事故は2017年7月2日の午後0時30分ごろ発生している。同署の交通課が春日井市高蔵寺町北5丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)で交通取締りを実施していたところ、速度超過状態で走行している大型バイクを発見。51歳の男性巡査部長が停止を命じたところ、バイクはこれを無視するとともに、巡査部長をはねてそのまま逃走。巡査部長は転倒した際に右鎖骨などを骨折する重傷を負った。

警察では公務執行妨害やひき逃げ事件として捜査を開始。現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像からバイクの車種を特定するとともに、このバイクを所有していた同市内に在住する27歳の陸上自衛官の男が容疑に関与したものと判断。19日に逮捕している。

聴取に対して男は「駐屯地に無届けでバイクを所有しており、その発覚を逃れたかった」などと供述しているが、ひき逃げについては「警官に当たっておらず、ケガをさせたかどうかわからない」などとして否認しているという。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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