国交相、秋田港貨物支線の旅客列車乗入れを許可…クルーズ船の乗客対象に運行

鉄道 企業動向
クルーズ船に接続する旅客列車の運行区間(赤)。JR東日本は土崎~秋田港間で旅客列車を運行するための許可を受けた。
クルーズ船に接続する旅客列車の運行区間(赤)。JR東日本は土崎~秋田港間で旅客列車を運行するための許可を受けた。 全 2 枚 拡大写真

国土交通大臣は7月21日、奥羽本線の秋田港貨物支線(秋田市)での旅客列車の運行をJR東日本に許可した。JR東日本は秋田竿燈まつり(8月3~6日)の期間中、貨物支線に乗り入れてクルーズ船との接続を図る旅客列車を試験的に運行する。

国交相がJR東日本に今回許可したのは、貨物支線の土崎~秋田港間1.8kmにおける期間限定の第二種鉄道事業。この区間はJR貨物が線路施設を保有して貨物列車を運行しているが、JR東日本の旅客列車は運行されておらず、旅客列車を定期的に運行するための許可も受けていない。

一方、秋田県は秋田港をクルーズ拠点と位置付け、周辺のまちづくりを進める事業を実施している。この事業の一環として、秋田港駅でクルーズ船に接続する旅客列車の試験運行が決定。JR東日本は貨物支線の線路をJR貨物から借り入れて旅客列車を運行する、第二種鉄道事業の許可を国交相に申請していた。

旅客列車はクルーズ船の乗船客のみ利用できる。運行区間は、今回許可を受けた貨物支線を含む秋田~秋田港間の8.9km。秋田港駅にはプラットホームなど旅客用の施設がないため、仮設のタラップを設置する。1日の運行本数は8月3~5日が上下各1本、6日が上下各2本の予定だ。

《草町義和》

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