JR東日本の新潟支社は7月25日、485系電車の団体・臨時列車向け車両「NO.DO.KA」(3両編成)が老朽化に伴い2018年1月中に引退することになったと発表した。8月は新潟エリアを中心に臨時快速列車で運用される。
「NO.DO.KA」は1990年にデビュー。特急形電車の189系・485系の部品を流用し、車体は新造した。交流電化区間と直流電化区間の両方を走れるほか、非電化区間も機関車がけん引することで走ることができる。客室内には、360度回転が可能なリクライニングシートを横1列に1+2席配置。編成の両端には展望室を設けた。
当初の愛称は「シルフィード」で、3両全てがグリーン車の扱いだった。2001年には客室内のリクライニングシートをカーペット敷に変更して普通車に格下げ。これに伴い愛称も現在の「NO.DO.KA」に変更されている。
今年8月は臨時快速列車として走る予定。新潟~酒田間の『展望日本海夏休み満喫号』(8月1・8日)や、新潟~弥彦間の『弥彦山ナイトクルーズ号』(8月11日)、越後湯沢~水上間の『NO.DO.KAもぐら・ループ』(8月19・20日)で運用される計画だ。これ以降の運転計画や具体的な運用終了日は後日案内される。