HERE、次世代交通情報サービス発表…複数メーカー車のセンサーデータ利用

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HERE リアルタイムトラフィックのシステム
HERE リアルタイムトラフィックのシステム 全 1 枚 拡大写真

オランダに本拠を置くネット地図サービス会社で、BMW、ダイムラー、アウディの傘下にあるHEREは7月26日、次世代の交通情報サービス「HERE リアルタイムトラフィック」を発表した。

HERE リアルタイムトラフィックは、アウディ、BMW、メルセデスベンツなどの複数の自動車メーカーの車両から、豊富な車両センサーのライブデータを収集する世界初のグローバルサービス。これにより、非常に高確度かつ高精度な交通情報を入手できる。

HERE リアルタイムトラフィックは、あらゆる産業のすべての顧客が60か国以上で利用可能なサービス。とくに幹線道路の交通量データを大幅に改善することが可能になる。これらの国のうち30か国以上では、交通安全警告などのインシデント情報機能も提供。HEREが現在、開発を進める新たな急ブレーキセンサーデータにより、車両により適切でタイムリーな通知を実現する。

同社はHERE リアルタイムトラフィックの安定した基盤構築に向け、すでに何十億ものGPSのデータポイントを収集。100種類以上の異なるプローブとインシデント情報のソースを活用している。今後これに加えてHEREでは、アウディ、BMW、メルセデスベンツの何百万台もの車両からの車両データを活用していく。

HEREのRalf Herrtwich上級副社長は、「HERE リアルタイムトラフィックは、競合する自動車メーカー各社から、豊富な車両センサーのライブデータを収集する世界初の交通情報サービス。先進運転支援システム(ADAS)と自動運転アプリケーションの両方に必要な道路状況を、ライブ提示するというビジョンの実現に近づくもの」とコメントしている。

《森脇稔》

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