VW、カルテル報道に声明…独メディアの指摘に反論

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VWグループのドイツ本社
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フォルクスワーゲン、ダイムラー(メルセデスベンツ)、BMW、アウディ、ポルシェのドイツ自動車メーカー5社が、1990年代からカルテルを結んでいたとドイツ・メディアが報道した件に関して7月26日、フォルクスワーゲンが声明を発表している。

ドイツの有力メディア、『シュピーゲル』によると、フォルクスワーゲン、ダイムラー、BMW、アウディ、ポルシェの5社は、部品の購入価格などについてカルテルを結び、ディーゼル車の排ガスをクリーンにするための尿素(AdBlue)タンクの価格を抑える目的で、容量の小さいタンクの採用を取り決めていたという。同メディアは、「これが、後の排ガス不正につながった」と報じた。

7月26日、フォルクスワーゲンは声明を発表。「革新のペースと品質向上を加速させるために、世界中の自動車メーカーが技術的な問題に関して、他社と交流することは非常に一般的」と述べ、同メディアが報じた「ドイツの自動車メーカー5社がカルテルを結ぶために、頻繁に会合を持っていた」との指摘に反論した。

その一方で、フォルクスワーゲンは「現時点で臆測についてコメントしない」とし、「当局と非常に緊密に協力していく」とコメントしている。

《森脇稔》

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