【鈴鹿8耐】チームメイトを黙らせるためにもトップタイムを維持…高橋巧

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高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda) 全 12 枚 拡大写真

いよいよ今週末に迫った鈴鹿8耐。新型CBR1000RRのホンダ勢は前後17インチタイヤで挑む。MuSASHi RT ハルクプロHONDAの高橋 巧選手に話をうかがった。

高橋巧:無難にいくのでしたら16.5インチですが、先のことを考えたら17インチになると思います。まぁ、無難にいってもつまらないですし、17インチで勝負できると思っています。(チームを組む)中上選手もジャック・ミラー選手もなんとかしてくれると思います。

---:マシンセッティングは、自分に合わせてもらうとおっしゃっていましたね。

高橋巧:いい状態の、僕の仕様のCBRをゴチャゴチャにされたくないって想いはあります(笑)。

---:今年はふたりとも後輩ライダーなのですね。

高橋巧:そうですね、ふたりとも年齢的には下です。まぁ、でも(彼らは)関係ないって言ってくるので、タイムだけはトップでいないといけないと思っています。(タイムを)抜かれたらチームごと、そっちに移っていっちゃうと思いますし、(セッティング面で)黙らせるためにもチームトップのタイムを出しておかないといけません。意地でも譲らないぞっていうのはあります。

---:いまのところ、ふたりの反応は?

高橋巧:そんなに騒いではいないみたいです(笑)。それぞれ好みはいろいろあるでしょうし、いろんなセッティング違いをトライしているみたいですが、今のところ大きな変更はありません。

---:全日本でも、今年の高橋巧選手は明らかに強いなという印象があります。

高橋巧:17インチで新型マシンのテストをできたことが大きかったと思います。

---:自信はありますね?

高橋巧:8耐と全日本の後半戦含め、昨年よりもぜんぜん自信はあります。

---:勝たなくちゃっていうプレッシャーも?

高橋巧:ホンダのためっていうのもありますけど、最終的には自分のためです。正直、自分のことしか考えていなくて、だからマシンづくりのときも自分がこういうふうに乗りたいっていうのしか考えていませんでした。自分の要望どおりやってくれたので、結果で返さなくちゃいけないと思っています。自分で、そういう流れをつくりました。

---:失敗はできませんね。

高橋巧:当然、勝負できると思っています。あとは運を味方につけなくちゃいけないと思っています。それは始まってみなくちゃ、わかりません。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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