英国自動車生産2.9%減、日本がアジア第2の市場に 2017年上半期

自動車 ビジネス 企業動向
日産の英国サンダーランド工場とキャシュカイ
日産の英国サンダーランド工場とキャシュカイ 全 3 枚 拡大写真

英国自動車工業会(SMMT)は7月27日、2017年上半期(1~6月)の英国における自動車の生産実績を公表した。総生産台数は、上半期としては過去12年間で2番目に多い86万6656台。前年同期比は2.9%減だった。

総生産台数は86万6656台を英国向けと輸出分で分けると、英国向けが18万2830台。前年同期比は9.5%減と、落ち込む。輸出分も68万3826台にとどまり、前年同期比は0.9%のマイナス。

上半期、英国で生産された乗用車のおよそ8割が輸出された。この割合は、過去5年間で最高。日本は、アジアで2番目に大きい英国車の市場に。上半期には、1万2000人以上の日本の顧客が英国車を選んだ。これは輸出全体の1.9%に当たる。

英国に生産拠点を置く主要自動車メーカーは、トヨタ、ホンダ、日産、ジャガー・ランドローバー、BMWグループのMINIとロールスロイス、フォルクスワーゲングループのベントレーなど。

2016年の英国自動車生産台数は、過去17年で最高の172万2698台。前年比は8.5%増だった。英国自動車工業会のマイク・ホーズCEOは、「世界中の消費者の利益のためには、顧客やサプライヤーとの開かれた貿易を維持することが極めて重要。日本は英国の重要な貿易パートナーであり続けており、最近のEUと日本の自由貿易協定合意の発表は、日英双方の自動車業界にとって歓迎すべきニュース」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る