アルプス電気がアルパインを完全子会社化---競争力強化に向け経営統合

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アルプス電気は7月27日、傘下のアルパインを株式交換により完全子会社化すると発表した。

アルプス電気は、スイッチ、センサー、チューナー、光関連部品など、各種電子部品の開発・製造・販売を手がける大手メーカー。一方、アルパインは1967年、アルプス電気と米国モトローラ社の合弁会社アルプスモトローラとして設立。1978年に社名をアルパインに変更、アルプス電気の100%子会社となり、カーAVをメインに生産・販売を続けている。

近年、クルマの電装化が進展する中で、車載事業における両社の事業領域が近接し、協業の必要性も高まっていた。しかし両社は独立した上場企業であり、開発・製造・販売面での相互協力や知的財産権・ライセンス・ノウハウ等の共有で事業運営上の制約が多かった。今回の経営統合は、その制約を払拭し、人材や技術、ノウハウを相互に活用し、競争力強化を図ることが目的だ。

なおアルプス電気は経営統合に伴い持株会社に移行。商号を「アルプスHD株式会社」に変更し、東証一部上場は継続する。アルパインはアルプスHDの完全子会社となり、2018年12月26日付で上場廃止となる予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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