アルプス電気がアルパインを完全子会社化---競争力強化に向け経営統合

自動車 ビジネス 企業動向

アルプス電気は7月27日、傘下のアルパインを株式交換により完全子会社化すると発表した。

アルプス電気は、スイッチ、センサー、チューナー、光関連部品など、各種電子部品の開発・製造・販売を手がける大手メーカー。一方、アルパインは1967年、アルプス電気と米国モトローラ社の合弁会社アルプスモトローラとして設立。1978年に社名をアルパインに変更、アルプス電気の100%子会社となり、カーAVをメインに生産・販売を続けている。

近年、クルマの電装化が進展する中で、車載事業における両社の事業領域が近接し、協業の必要性も高まっていた。しかし両社は独立した上場企業であり、開発・製造・販売面での相互協力や知的財産権・ライセンス・ノウハウ等の共有で事業運営上の制約が多かった。今回の経営統合は、その制約を払拭し、人材や技術、ノウハウを相互に活用し、競争力強化を図ることが目的だ。

なおアルプス電気は経営統合に伴い持株会社に移行。商号を「アルプスHD株式会社」に変更し、東証一部上場は継続する。アルパインはアルプスHDの完全子会社となり、2018年12月26日付で上場廃止となる予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る