東京湾アクアライン・海ほたる 20周年、意外な整備効果…FMヨコハマと秋元才加が千葉の魅力発信

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NEXCO東日本『東京湾アクアライン 20周年記念企画』発表会(8月2日、都内)
NEXCO東日本『東京湾アクアライン 20周年記念企画』発表会(8月2日、都内) 全 8 枚 拡大写真

当時の建設省が1966(昭和41)年に調査開始、1989(平成1)年に着工、8年でトンネル貫通、1997年に開通した東京湾アクアライン。世界最大規模の海洋土木工事を経て誕生した延長15.1kmの有料道と海ほたるが、誕生から20年という節目をむかえ、祝賀モードに。

8月2日、東日本高速道路(NEXCO東日本)や東京湾横断道路は、東京湾アクアライン 20周年記念企画発表会を都内で開催。NEXCO東日本 関東支社 総合企画部 飯干貴彰チームリーダーや、タレントの秋元才加、小泉みゆきらが登壇。これまでの整備効果や20周年企画などについて語った。

◆アクアライン効果、木更津市に33年ぶりに小学校が開校

東京湾アクアラインは、川崎側9.5kmがシールドトンネル、木更津側4.4kmが橋梁でできた海底・海上ルート。羽田空港を離着陸する旅客機などから見える換気塔「風の塔」は、かつてシールドマシンが発進した基地として使われたもの。トンネルと橋梁の接続部には海ほたるPAを置き、“東京湾に浮かぶ商業・エンタメ施設”として現在もにぎわっている。

1日平均通行台数も年々増加し、2017年は1日平均4万5585台。木更津方面と東京都心を結ぶドライバーたちは、陸側の京葉道・湾岸道経由から、海側のアクアライン経由にシフトし、周辺の混雑緩和とリダンダンシー(冗長性、選択肢)に貢献した。

この日、飯干チームリーダーは、アクアラインの整備効果について2つの事例をあげた。東京・神奈川と千葉を結ぶアクアライン経由の高速バスは、開業当初4路線だったのに対し、現在は23路線・476便へと拡大。木更津~川崎間の便は、通勤時間帯で15分おき、1日平均で30分おきに走る頻度まで定着したという。


また、この東京湾横断道路は、木更津エリアも活気づけたという。「アクアラインによって東京・神奈川方面が通勤圏になったため、低廉良質な住宅を求め、木更津エリアに移住する人が増加。木更津市は、2014年春に、市内の小学校としては33年ぶりとなる小学校(市立真舟小学校)が開校した」(飯干チームリーダー)。

2013年の木更津市転入者数でみると、年間総数3402人のうち、トップは千葉県からの1435人、次いで東京からが330人、神奈川県からが298人で、全体の2割が東京・神奈川から転入していた。

◆FMヨコハマが千葉を応援、千葉出身の秋元才加がリード

このアクアライン20周年を記念し、FMヨコハマ(84.7MHz)で新番組も始まる。題して「NEXCO東日本 presents Aqua Line Party」(8月6日から毎週日曜、11時43分~11時57分)。横浜の老舗ラジオ局が千葉の魅力を発信するという意外な展開をリードするのは、千葉・松戸出身の秋元才加。

同番組では、架空の旅行会社「アクアラインパーティ」の若き女性社長にふんした秋元が、社員の小泉みゆきとともに、千葉の魅力を発信。小泉の現地レポートコーナーや、ゲストトークなど、リスナーが思わず「アクアラインを通って千葉に行きたい」と感じる話題を提供していくという。

発表会では、秋元と小泉が浴衣姿で登場。彼女たちは、番組への抱負や千葉・アクアラインの魅力についてこう語っていた。


秋元「千葉はホント、海もきれいですし山も美しい。これからは、勝浦市の守谷海水浴場がおすすめです。透明度が高くてエメラルド。ホントにキレイ! アクアラインを経由すれば、都心から近いエリアなので、これから利用客がどんどん増えるんじゃないかなと。みんな、千葉に来てほしいですね」

小泉「秋元社長の会社の社員として、守谷海水浴場へはすでに行ってきました。海鮮丼も食べました。これからは、リスナーの方たちからのおすすめスポット情報を教えてほしいですね」

秋元「新しく始まるこの番組は、情報交換できる場としても、使ってほしいですよね。アクアラインは、移動でよく使う道。東京湾を一望しながら、音楽を流して高速を走る時間はいいですよね。夕暮れどきはホントにステキ。ちょっとリラックスできる時間です。海ほたるは、フードコートが充実してるので、いつもいろいろチェックしてます。千葉出身でもまだ知らない特産物があるって気づくぐらい。こうした千葉にゆかりのある仕事にたずさわれたことを誇りに思っています」

《レスポンス編集部》

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