東急の「青ガエル」が復活!?…東横線90周年記念でラッピング 9月4日から

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渋谷駅ハチ公口に展示されている東急5000系の生き残り・デハ5001。この塗色と独特の車体裾部が「青ガエル」と言われる所以だった。
渋谷駅ハチ公口に展示されている東急5000系の生き残り・デハ5001。この塗色と独特の車体裾部が「青ガエル」と言われる所以だった。 全 1 枚 拡大写真

東京急行電鉄(東急)は、渋谷駅(東京都渋谷区)~丸子多摩川(現・多摩川)駅(東京都大田区)間が1927年8月28日に開業し、東横線となってから90周年を迎えることを記念して、9月4日から「青ガエル」塗色の5050系ラッピング列車を運行する。

「青ガエル」とは、1986年に東急線上から引退した初代5000系のこと。1954年に、当時流行していた正面2枚窓、超軽量車体の斬新な仕様で登場し、1959年までに105両が製造された。

東横線からは8090系が投入された1980年に姿を消し、東急では大井町線が最後の舞台となった。

熊本電気鉄道、岳南鉄道、上田交通(現・上田電鉄)、長野電鉄、松本電気鉄道、福島交通といった中小私鉄へ譲渡された車両もあったが、熊本電気鉄道に最後まで残っていた5000形5101Aが2016年に姿を消している。

東急時代はライトグリーンの塗色で活躍。丸味を帯びた車体裾部が張り出した状態になっていたことから、カエルを連想させ、いつしか「青ガエル」の愛称で親しまれるようになった。

現在、「青ガエル」は、そのカットモデル(デハ5001号)が渋谷駅のハチ公口に展示されており、魅力的なランドマークとなっている。

今回は、そんな「青ガエル」塗色を、2代目5000系の流れを汲む5050系8両編成で再現することになった。ラッピング列車の運行期間は2018年8月31日まで。時刻は未定となっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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