【フランクフルトモーターショー2017】住友理工、加速するEV化の流れを見据えた製品群を展示予定

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住友理工は、9月12日から(一般公開は14日から)24日までドイツで開催される「フランクフルトモーターショー」に出展する。

地球温暖化対策など環境負荷低減の意識が高まる中、世界規模でEV化の動きが加速している。住友理工グループではすでに燃料電池自動車(FCV)向けにゴム製シール部材「セル用ガスケット」などを供給している。2回目の出展となる今回は、FCV向け製品に加えて、EVや環境規制対応、自動運転技術などの観点から、幅広い製品ラインアップを紹介する。

環境配慮型製品では、コンパクトIHX(インターナルヒートエクスチェンジャー)を出展。IHXモジュールは、室内を冷却する際に生じる廃熱を熱交換(ヒートエクスチェンジ)して冷媒の熱マネージメントに用いるもので、消費電力の少ないエアコンシステムを実現している。同社独自のコンパクトIHXは省スペースで高効率の熱交換を可能とし、さらなる環境負荷低減に寄与する。

また車外騒音規制の厳格化、乗り心地の向上などクルマの騒音改善に貢献するエンジンエンクロージャーを展示。エンジンを独自開発の発泡ウレタン防音材でカプセル状に覆うことで、吸音・遮音効果による騒音低減機能と、保温・放熱効果による熱マネージメント機能を両立させている。

そのほか、モーターを使用するハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、EVなど、次世代自動車向けモーターマウントを出展する。モーターの特性に最適化されたマウント構造を採用し、振動の低減と走行時の乗り心地向上に貢献。トヨタ自動車が2014年に発売したFCV『MIRAI』にも同社グループの製品が搭載されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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