【インタビュー】モビリティの価値そのものが問われる…本田技術研究所 永留克文

自動車 ビジネス 企業動向
本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第8技術開発室 室長 上級研究員 永留克文氏
本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第8技術開発室 室長 上級研究員 永留克文氏 全 2 枚 拡大写真

自動運転やEVなどのブレークスルーによって、自動車が変化しようとしているいま、次世代通信規格「5G」も、実用化に向けた検討が進められている。自動車のブレークスルーとITが通信によって融合したとき、モビリティはどのように変革するのか。レスポンスセミナー「5Gとモビリティ革命」に登壇予定の本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第8技術開発室 室長 上級研究員 永留克文氏に聞いた。

《聞き手 三浦和也 佐藤耕一》

---:ホンダはテレマティクスの時代から積極的に通信に取り組んできました。今後のコネクテッドの時代に向けて、これからのテーマはなんでしょうか。

永留:やはり車なので優先順位が安心・安全です。今までは、例えばQQコールのように”万が一の安心・安全”でしたが、これからは”いつも安心・安全”となるでしょう。これは快適・便利も同じで、いつでも使える安心、安全、快適、便利ということを軸にいろいろ展開していきたいと考えています。コネクテッドについては、いつも人に寄り添っていこう、という思想で様々なことを考えていますので、この点が、今後の一番の肝になると考えます。

それからインフォテインメントにも軸足はおいているので、なんとか早く世の中に出したいなと思いますね。例えば、車内での決済システムについてVISAと共同研究をしています。決済する相手のこともあるので、調査をしながらまだ研究段階ですが、車の中も便利にしていって、いつでも使える快適・便利にも積極的に取り組んでいます。

安心・安全は自動車メーカーの宿命ですので確保しなければなりませんが、車の中でいかに使うか、どのように便利にしていくか、ですね。

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自動車のイノベーションとITが通信によって融合したとき、モビリティはどのように変革するのか。自動車メーカーと通信キャリアのキーパーソンが一堂に会し、いつ・何が・どのように実現されるのかを議論するセミナーが開催予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
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《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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