観光庁、新たな財源確保の検討会を開催...次世代の観光立国実現のため 9月15日

自動車 社会 行政
新たな財源確保のための検討会開催を伝える石井啓一国交相(12日・霞が関)
新たな財源確保のための検討会開催を伝える石井啓一国交相(12日・霞が関) 全 1 枚 拡大写真

観光庁は増加する訪日外国人旅行者など、次世代の観光立国推進のために必要となる財源確保策の検討に入る。石井啓一国交相は12日の会見で、「具体化のための有識者による検討会を立ち上げ、第一回の会議を今週金曜日に開く」と、述べた。

2016年の訪日外国人の旅行消費額は3兆7476億円と成長戦略の柱になっているが、政府はさらに2020年に4000万人、2030年に6000万人という訪日外国人旅行者数の目標を掲げ、角田を目指す。

すでに政府がまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」(16年3月)や「未来投資戦略2017」(17年6月)では、増加する観光需要に対して必要となる財源確保策を求め、これまでも観光庁は、新たな財源確保について内部で検討。その間に、出国税や空港税などの方法が浮上した。

15日に開催される「次世代の観光立国実現に向けた観光財源のあり方検討会」は、税や財政の有識者8人で構成され、少なくとも9月中に2回の開催、10月に3回の開催を予定し、「この秋のうちには一定のとりまとめを行いたい」(石井氏)とする。次世代の観光立国の受益を明確にして、誰がそのための財源を負担していくか。その徴収方法や、確保された財源の使途について、どこまで具体的にまとめられるかが焦点だ。

外局である観光庁とは別に、国土交通省は道路局が主体となって、観光地に乗り入れる車への課金の是非が検討されている。観光需要の増大が引き起こす観光渋滞対策の強化のためだ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る