英国の伝統「ロイヤルエンフィールド」を日本橋三越で射止める

モーターサイクル 企業動向
日本橋三越「英国展」で展示されたロイヤルエンフィールドとチェ・ゲバラも愛用したベルスタッフのウエア
日本橋三越「英国展」で展示されたロイヤルエンフィールドとチェ・ゲバラも愛用したベルスタッフのウエア 全 1 枚 拡大写真

デパート・イベントは星の数ほどあれど、東京・日本橋三越の「三越英国展」は1965年から始まり、日本に異国の文化を運んだ別格の趣きがある。その英国展で、英国ハンドクラフトの名車、1901年創業の「ロイヤルエンフィールド」モーターサイクルが期間限定で販売されている。

本館7階「はじまりのカフェ」に展示されているのは、ガソリンタンクの真紅が目を引くロイヤルエンフィールド『コンチネンタルGT』(Royal Enfield Continental GT)。535cc空冷OHV短気筒エンジン、カフェレーサーの伝統を体現した同社のフラッグシップモデルだ。

さらに、コンチネンタルGTの隣には、1924年に誕生したバイクウェアの「ベルスタッフ」(BELSTAFF)もある。布にワックスを塗り、撥水性と通気性を両立したワックスコットンを世界に先駆けて採用し、バイク南米旅行をした革命家チェ・ゲバラやスティーブ・マックイーンに愛された。

エンフィールドとベルスタッフ、バイクというキーワードで貫かれた両者を、日本橋三越の中で取り扱うのは、“異例”にも思えるが、実際はどうなのか。はじまりのカフェを運営する萩田周介アシスタントセールスマネージャーは、デパートの変化を指摘する。

「このカフェでは定期的にワークショップなども開催し、よりよい人生のヒントが得られる提案をしています。重要なキーワードは“遊び”です」

両者を抜擢したのが、バイヤーの小林伸之さんだ。

「ロイヤルエンフィールドもベルスタッフも歴史がある。英国に住んでいた人たちには、懐かしいなあと言ってもらえる。そういうバイクに乗る生活をトータルで提案したかった」

望外の場所で意中の品に会う。一目ぼれにも似た演出だ。

英国展は本館7階催物会場を主会場に18日まで開催されている。

《中島みなみ》

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