三重県の四日市あすなろう鉄道は11月11・12日、内部(うつべ)車庫の見学会を実施する。
四日市あすなろう鉄道は、2015年4月1日に開業。近畿日本鉄道(近鉄)内部線だった、あすなろう四日市駅~内部駅間、同八王子線だった日永駅~西日野駅間を承継した。四日市市が施設を保有する第三種鉄道事業者、四日市あすなろう鉄道が列車を運行する第二種鉄道事業者となる、上下分離方式で運営されている。
国内の普通鉄道では、同じ三重県の三岐鉄道北勢線(旧近鉄北勢線)、富山県の黒部峡谷鉄道と並び、「ナローゲージ」と呼ばれる軌間762mmの特殊狭軌鉄道となっている。
会場の内部車庫は、内部線の終点・内部駅の構内にあり、同車庫には現在、260系を基本とした3両編成4本、2両編成1本が在籍。このうち3両編成2本は、2015年から2016年にかけて中間車(サ180形)を新造し、冷房化を含むリニューアル工事が施され「新260系」とされた。
見学会は、同日に開催される「きんてつ鉄道まつりin塩浜」の一環として行なわれるもので、開催時間は各日11時から15時まで。入場は14時30分まで。