マツダの子会社、おにぎり箱詰めロボットで食品機械業界に殴り込み---価格5分の1を狙う

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マツダエースが開発したおにぎり箱詰めロボット
マツダエースが開発したおにぎり箱詰めロボット 全 5 枚 拡大写真

マツダエースは東京ビッグサイトで開催された「フードファクトリー2017」(13~15日)にユニークなロボットを展示した。それはおにぎりを9個まとめて掴み、箱詰めするというもので、この機械をきっかけに食品機械業界に殴り込みをかける。

【画像全5枚】

同社はマツダの100%子会社で、本社も同じ広島県府中町にある。プラントテクノロジー事業をはじめ、情報技術サービス事業、不動産・建設事業、警備防災事業、ライフサポート事業など幅広いビジネスを手がけている。言ってみれば、マツダの裏方を支える会社だ。

その中で今回の機械を開発したのがプラントテクノロジー事業部で、主に生産ラインなどの設計や開発を行っている。そんな会社がなぜ食品機械を手がけるようになったのか。

「たまたま、あるコンビニの会社からおにぎりの箱詰めを自動化できないかと相談されたのがきっかけなんです」と同社関係者は話す。

おにぎりの箱詰めはパートの人が手作業でやることが多く、非常に手間がかかっていた。そのためのピッキングマシンもあったが、設備が大きく、価格も高かった。おまけに安全性の問題から機械の周りを囲まなければならず、広いスペースも必要だった。

そこで同社は自動車工場で進められている“ものづくり革新”を参考に人と協働できるロボットを開発した。そのロボットは非常にコンパクトで、動きもゆっくりしている。運ばれてくるおにぎりが9個そろうと動きだし、それを掴んで箱に詰め込む。ただ、うまく掴めるようになるまで、1年半ほど試行錯誤が続いたそうだ。

「このロボットは先端のアタッチメントを変えれば、パンでも大丈夫です。近いうちに販売する予定ですが、価格もピッキングマシンに比べて格段に安くなると思います」と同社関係者は説明する。価格はこれまでのロボットの5分の1を狙っているそうだ。

同社ではこのロボットをきっかけに食品業界への知名度を上げ、ゆくゆくは工場をトータルでコーディネートしていこうと考えている。今回食品関連の展示会への出展は初めてだったが、ブースには多くの来場者が訪れ、関心を持つ人も多く、同社関係者は手応えを感じている様子だった。

《山田清志》

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