【ヨーロピアンバイクウィーク2017】東欧でも熱狂のハーレーフェス、20周年で12万人超7万台が集結!!

モーターサイクル エンタメ・イベント
EUROPEAN BIKEWEEK FAAKER SEE,AUSTRIA, 5-10th SEP 2017
EUROPEAN BIKEWEEK FAAKER SEE,AUSTRIA, 5-10th SEP 2017 全 61 枚 拡大写真

ハーレー乗りが集まるイベントとしてライダーらの間で有名なのは、アメリカの『スタージスラリー』や『デイトナバイクウィーク』、日本でも富士の麓に集まる『BLUE SKY HEAVEN』などが知られているが、ヨーロッパではどうなのだろうか。

オーストリアで毎年開催されているハーレーダビッドソンのオフィシャルイベントがあるというので訪ねてみた。その名も『ヨーロピアンバイクウィーク』。毎年9月上旬、オーストリア南部ケルンテン州フィラッハ・ファーカー湖でおこなわれている。

そこはもう、お隣の国スロベニアとの国境がすぐそこ。というわけで、ウィーンやザルツブルグといったオーストリアの都市からではなく、スロベニアの首都・リュブリャナに飛行機で降り立ち、そこからクルマで向かった。

およそ1時間半、国境を越えてしばらくすると、バイクの集団がやたらと増えてくる。そしてファーカー湖畔の小さな街はバイクと人で溢れかえっていたのだった。

屋外の広大なエリアを活かしたメイン会場にはハーレーダビッドソンによるニューモデルの展示はもちろん、正規ディーラーやカスタムショップ、パーツやアパレル店らがブースをならべ、特設ステージではミュージックライブが昼から晩まで休むことなくおこなわれている。ハーレーダビッドソンの試乗車が用意され、無料でテストライドできるのも『BLUE SKY HEAVEN』などと同じだ。

どこもかしこもお祭り騒ぎで、ファーカー湖だけでなく近隣の街もまたバイク乗りだらけ。中世から時間が止まったかのような美しい街並みに「バイクオンリー」と書かれたパーキングスペースが至るところに用意され、街の入口には「ウェルカム バイカーズ」のサインがあちこちに。

バイクのイベントであると同時に、ケルンテン州最大の秋のフェスティバルであり、エリア一帯でバイクに乗っているか否かなど関係なく、みんなが楽しんでいる様子だ。

『ヨーロピアンバイクウィーク』は今年で20回目の開催となるアニバーサリーイヤーで、9月5日~10日の期間に12万5000人もの来場者があり、7万台のオートバイが集結。土曜日のパレードには1万台が参加し、70台以上が参加するカスタムショーも大盛況で終わった。

東欧でもハーレー乗りが集まるフェスは熱かった!

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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