新型の車載半導体発表、自動運転用に性能と信頼性向上…ネクスぺリア

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ネクスぺリアの車載半導体「パワーMOSFET」の最新作、「Trench 9」
ネクスぺリアの車載半導体「パワーMOSFET」の最新作、「Trench 9」 全 1 枚 拡大写真

オランダに本拠を置くネクスペリアは9月18日、自動車搭載用の半導体「パワーMOSFET」の最新作、「Trench 9」を発表した。

ネクスペリアは2017年初頭、NXPセミコンダクターズから独立。半導体部品を、年間850億個生産している。自動車業界向けの半導体もラインナップ。アジア、欧州、米国で1万1000名の従業員を雇用している。

今回発表されたTrench 9は、温度サイクル、高温ゲートバイアス、高温リバースバイアス、断続動作寿命などの主要な信頼性試験において、国際車載規格の要求を最大2倍上回る耐久性を備えているのが特徴。また、オン抵抗と出力密度を、最大30%改善させた。

Trench 9は、同社によると、パワーステアリング用モーター制御、伝送制御、ABS、ESC、ポンプ(ウォーター、オイル、燃料)、ファンスピード制御、バッテリー逆接続保護、DC/DCコンバータなどのアプリケーションに適しているという。

ネクスペリアのNorman Stapelberg氏は、「自動運転の実現に向け、自動車メーカーは、パワーステアリングやブレーキといった多くのアプリケーション向けに、安全な回路を求めている。Trench 9では、性能と信頼性を向上させた」と述べている。

《森脇稔》

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