タクシーが無人滑走し、路線バスに衝突…適切な駐車措置を怠る

自動車 社会 社会

20日午後0時55分ごろ、大阪府大阪市北区内の市道で、路肩に停車していたタクシーが運転者不在の状態で滑走。約40mバックして走行中の路線バスに衝突する事故が起きた。この事故でタクシーを止めようとした通行人の男性が負傷している。

大阪府警・曽根崎署によると、現場は大阪市北区梅田1丁目付近で6車線の一方通行路。タクシーは客を降車させるために道路左側の路肩で停車していたが、運転していた76歳の男性が降車した後に滑走を開始。約40mに渡ってバックで走り、進行してきた大型路線バスの左側面部に衝突した。

この事故でタクシーが滑走するのを目撃し、運転席に入って止めようとしていた30歳代の通行人男性が路上に投げ出され、打撲などの軽傷。バスの乗客乗員にケガはなかったという。

現場はJR大阪駅の近くで、昼夜を通して交通量の多い区間。タクシーの運転者はクレジットカード用の精算機が不調のため、勤務する会社へ連絡しようとして、後部トランクに収容していた携帯電話機を取り出すために降車していた。この際、シフトレバーをパーキング位置に入れたり、サイドブレーキを使うなどの適切な駐車措置を怠ったため、無人での滑走へつながったとみられ、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  2. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る