フォード、複合現実「ホロレンズ」をデザイン部門で活用…世界規模の導入

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マイクロソフトの「ホロレンズ」をデザイン部門に導入したフォードモーター
マイクロソフトの「ホロレンズ」をデザイン部門に導入したフォードモーター 全 2 枚 拡大写真

フォードモーターは9月21日、新型車開発のデザイン部門に、マイクロソフトの「ホロレンズ」を世界規模で導入した、と発表した。

マイクロソフトのホロレンズは、複合現実感が特徴。ワイヤレスのヘッドセットを装着すれば、バーチャルな空間と融合した世界が体験できる。

フォードモーターは、このマイクロソフトのホロレンズを、新車開発のデザイン部門に世界規模で導入。デザイナーは、まるで実際の車両に組み込まれているかのように、いくつかのデジタルデザインやパーツを見ることができる。

ホロレンズ導入の目的は、顧客のために、よりスタイリッシュな車両を設計するスピードを上げるため。ホロレンズを使えば、サイドミラー、グリル、車内などの車両設計要素をわずか数秒で変更できる。たとえば、車両のサイドミラーの美しさを評価し、それがドライバーの視界にどのように影響するかを判断するには、通常、数日から数週間かかる。しかし、ホログラムなら数秒で済む。

ヘッドセットにはWindows 10コンピューターが内蔵されており、デザイナーは、テーマや機能の3Dホログラフィックイメージを見ることができる。同社によると、これにより、開発の早い段階でデザインの評価、変更、スタイリングオプションの決定が可能になったという。

《森脇稔》

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