【ツーリズムEXPO 2017】1枚で海外のどの国でもつながるSIMカード

自動車 テクノロジー ネット
『MOGO S SIMカード』のサンプル。スターターパックのアジア向けで10日間2800円で10月下旬より販売される予定
『MOGO S SIMカード』のサンプル。スターターパックのアジア向けで10日間2800円で10月下旬より販売される予定 全 9 枚 拡大写真

海外に出掛けた時、多くの人が悩むのが滞在時の通信をどう手当するか。そんな状況に役立ちそうな『MOGO S SIMカード』がiFREE JAPANから10月下旬より発売される。世界各国600以上の通信業者との契約により、200以上の国や地域で安定したネットワークが利用できるという。

ツーリズムEXPOジャパン、iFREE JAPANのブースは、マレーシア観光局の一角にあった。これは香港に本社を置くiFREE Group代表のソゥ・ウェイ・ホン氏が、個人的に同観光局と関係が深いことからこの場所に急遽出展が決まったもの。日本で市場を開拓するために立ち上げたiFREE JAPANは今年1月に設立したばかりで、このイベントでのお披露目が日本国内では初めてになるという。

そのiFREE JAPANが提供する『MOGO S SIMカード』は、標準SIM/micro SIM/nano SIMの3タイプにマルチカットできる仕様で、SIMフリースマートフォンやWi-Fiルータに挿入して利用する。基本的には世の中に多く出回っているデータ専用SIMと同じタイプだ。では、これまでのサービスとは違う点はどこにあるのだろうか。

最も大きいのは、専用アプリ「MOGO Nアプリ」に含まれる「iVOICE」を利用することで、出掛けた先からIP電話による通話が可能になることだ。しかも、SIMカードの中には、国際電話として一定時間無料でかけられるサービスが含まれる。今までもSkypeなどアプリを利用することで固定電話にもかけることは出来たが、当然ながらそれは有料扱いだ。それがこのSIMカードなら無料で固定電話にかけられる。これがメリット一つ目だ。

二つ目は、専用アプリ「MOGO Nアプリ」を使うことで、互いの位置を共有できるサービスが備えられていることだ。相手もこのアプリを使っていることが条件ではあるが、このアプリで開いた地図上には登録した人の位置を表示し、その動きもリアルタイムで把握できるようになっているという。海外に出掛けた際にお互いの位置が把握できるのはなにかと心強いだろう。

三つ目のメリットが、「MOGO Nアプリ」において、iFREE Groupが抱えるパートナー企業と連携ができることだ。その範囲はホテルや航空会社、レンタカーにまで及び、アプリを通して料金の比較をしながら予約も可能だという。また、Uberやタクシーを呼ぶこともでき、海外旅行に欠かせない各種サービスに幅広く対応している。つまり、単純にSIMカードを提供するのではなく、専用アプリを組み合わせて使うことで不慣れな海外でのサービスまでを一手に引き受けてくれるのが『MOGO S SIMカード』というわけだ。

気になるSIMカードの料金は、「スターターパック」「7日プラン」「3日プラン」など、いくつかのプランが用意される予定で、スターターパックのアジア向け(オーストラリア・カンボジア・韓国・シンガポール・タイ・台湾・中国・日本・ニュージーランド・香港・マカオ・マレーシア・ラオス)の場合、2,800円で10日間(300MB/日)、かつ最大100分の無料国際電話が付いてくる。SIM管理用アプリ“iAPP"を介してチャージができ、PayPalもしくはVISAにて決済可能。1回限りの使い捨てSUMカードならないのだ。『MOGO S SIMカード』の正式サービス開始は、アプリのの日本語化も含め10月下旬を予定。すでにamazonを通じて手に入れることはできるようだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る