【福祉機器展2017】やっぱりスポーツカーにも乗りたい…ロードスターの手動運転装置付車

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ・ロードスターRF手動運転装置付車(福祉機器展2017)
マツダ・ロードスターRF手動運転装置付車(福祉機器展2017) 全 14 枚 拡大写真

マツダは、この9月21日に発売された『ロードスター』の手動運転装置付車を国際福祉機器展で展示した。車いす利用者の試乗希望が多く、「やっぱりスポーツカーにも乗ってみたい」という声が聞かれた。

この車は、左手でアクセルやブレーキが操作でき、ウインカー、ホーンといったスイッチを集約したコントロールグリップと、右手で変速ができるステアリングシフトスイッチを装備したもの。足でペダル操作ができない、主に車いす利用者が運転できる仕様となっている。昨年、このイベントで参考出品されて注目を集め、1年後に発売。改めての披露となった。

昨年同様に、今回も「一度はスポーツカーの運転席に乗り込んでみたい」という車いす利用者は多かった。実際に試乗してみた来場者に聞いてみたところ、概ね好評。ふだんはミニバンやワゴンなどを利用しているため、ロードスターの低い着座位置が印象に残ったという人が多く、「足が不自由になっても、こういう車を自分でドライブしたい」との声が聞かれた。

乗り込むには、車いすの座面がロードスターのシートより高いため、割と容易にできる。オプションのサイドシル上に設けられた”乗降用補助シート”も役に立っているようだ。逆に運転席から車いすに戻るときは、少々力を入れなければならない。それでも、試乗車の一人は「こんなに低いポジションはワクワクする。2台持ちができるのなら欲しいけど」と笑顔になっていた。

このほか、マツダブースでは、助手席リフトアップシート車の『CX-5』、車いす格納装置及び手動運転装置付車の『アテンザワゴン』(参考出品)、車いす移動車の『フレアワゴン』が出展されている。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る