国土交通省、自動車メーカー各社に完成検査体制の調査・報告を指示

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国土交通省は、日産自動車が型式指定を受けた車両の完成車検査で、資格を持たない社員が検査していた問題で、日産以外の自動車メーカーに対して同様のことがないかの有無を確認するよう求めると発表した。

国土交通省は日産の型式指定自動車を生産している工場への立入検査を実施したところ、社内規程に基づいて認定された社員以外が完成検査の一部を実施していたことを確認した。日産は資格を持たない社員が検査した可能性のある在庫車約6万台について販売手続きを停止し、販売店で再検査する。

国土交通省では、自動車の安全性確保を最優先に進める観点から、日産の不適切な検査を問題視、日産に対して完成検査の確実な実施を確保するよう業務体制の改善を指示した。既に販売・登録された自動車についての市場措置対応を、速やかに検討して報告することも求めた。完成検査の不備に関係がある可能性のある事故の有無について速やかに報告するよう指示した。

また、不適切な完成検査はいつから始まったかなど、事実関係の詳細を調査して再発防止策を検討し、1カ月を目処に国土交通省に報告することと、併せて型式指定に関する業務全般の法令遵守状況を点検することも指示した。

一方、日産以外の型式指定自動車を生産している自動車メーカー、輸入事業者に対して、完成車検査を適正に実施しているか調査して確認することを求める。

《レスポンス編集部》

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