日産、欧州急速充電網を2割拡大へ---住宅との双方向充電も可能に

エコカー EV
日産自動車が欧州におけるEVのさらなる普及を目指す新戦略、「Nissan Futures 3.0」を発表
日産自動車が欧州におけるEVのさらなる普及を目指す新戦略、「Nissan Futures 3.0」を発表 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は10月2日、欧州におけるEVのさらなる普及を目指す新戦略、「Nissan Futures 3.0」を発表した。

【画像全2枚】

Nissan Futures 3.0は、新型『リーフ』の欧州発売に合わせて導入されるもの。EVの普及に欠かせないインフラ整備などに重点を置いている。発表イベントをノロウェイのオスロで開催した。

日産は、今後1年半以内に、欧州における充電ステーションの拠点数を20%拡大する計画。日産はすでに急速充電の「CHAdeMO」を使用して、欧州全体で4600以上の急速充電ネットワークを構築している。今後1年半以内に、さらに1000か所に急速充電器を設置するために、投資を行う予定。

さらに日産は、ドライバーだけでなくエネルギー消費者が、電力の使用や貯蔵だけでなく、余った電力を電力網に戻すなど、個人用のエネルギーハブとして活用できる「V2G(ビークル・トゥ・グリッド)」システムを欧州市場に導入する計画。

日産のEV『リーフ』などの大容量リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力は、電力供給システムを通じて、安全かつ簡単に一般住宅に供給。EVを住宅から充電するだけでなく、住宅に電力を供給する双方向充電を可能にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 伝説のフェラーリ『F40』に着想、最新ワンオフ『SC40』発表…830馬力の電動スーパーカー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る