神戸製鋼の品質データ改ざん問題で自動車メーカー各社が影響を確認 大量リコールのおそれも

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神戸製鋼所ホームページ(2017年10月)
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神戸製鋼所がアルミ部材などの品質データを改ざんしていた問題で、自動車メーカー各社が対応に乗り出している。

トヨタ自動車は品質データを偽っていたアルミ部材などを複数車種のボンネットやバックドア、周辺部品に採用していた。トヨタでは連絡を受けて以降、不適合品についての情報提供を神戸製鋼に求め、確認作業を進めるとともに、今後の対応策を検討している。

日産自動車は神戸製鋼から入手した情報をベースに調査した結果、データが改ざんされた材料がボンネット、ドアに使われていることを確認したと発表した。ボンネットは、歩行者保護性能に関わる恐れがあるため、性能への影響を確認している段階としている。

SUBARU(スバル)も自動車と航空機(含む部品)に問題となっている神戸製鋼製のアルミ製品を使用していることを確認したと発表した。対象となる自動車の車種や航空機の機種、部品の種類について確認するとともに、自動車、航空機の安全性への影響など、詳細を現在確認しているところとしている。

神戸製鋼の問題の部材は、自動車部品に幅広く使用されている。性能を偽っていたことで車の耐久性などに支障がある場合、大量のリコールにつながる可能性もある。

《レスポンス編集部》

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