【農業ワールド2017】もはや台車ではない!? 農家の相棒ロボット

自動車 ニューモデル 新型車
中西金属工業アグビー
中西金属工業アグビー 全 8 枚 拡大写真

農業ワールド2017会場の一角に、可愛(かわい)らしくもユニークな姿をした作業車があった。全長1m余りの、水陸両用車のようにも見えるボディ下部には、クローラーがセットしてある。名前は『アグビー』だ。

【画像全8枚】

キャッチフレーズは、「農業生活を豊かに楽しくする畑の相棒」。畑でよく使われる台車を自動走行型にして、様々な機能を盛り込んだ。ベアリングリテーナーなどを手掛ける中西金属工業(大阪府大阪市)が、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の奥出直人教授と共同で開発しているものだ。

農家は栽培、収穫、販売、営業など1人で何役もしなければならないことが多い。アグビーは、こうした身体的に負荷のかかる作業の軽減を図ろういうもの。作業者の後ろを自動でぴったりと追従しながら、重い荷物を運び、積み降ろしをサポート。収穫中は土壌センサーによって畑の状態を計測する。そして、そのデータを使って将来の収穫量や価格の予測も行うなど、生産効率を高めるサービスも提供するという。

最大積載量は100kg。作業者に代わって農薬を散布することもできる。また、時には害獣に立ち向かうこともするというから、まさに農家の心強い相棒となりえそうだ。

2018年度にも試験販売を始め、個人経営の農家などを支援する予定だという。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  5. 「最もインテリジェント」メルセデスベンツ『CLA』新型を日本初公開…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る