【WEC 第7戦 富士】観光バスとWECマシンがレーシングコースでバトル!?…サーキットサファリ“初敢行”

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WEC富士で実施された「サーキットサファリ」の模様。
WEC富士で実施された「サーキットサファリ」の模様。 全 8 枚 拡大写真

14日、世界耐久選手権(WEC)第7戦開催中の富士スピードウェイにて、SUPER GT等ではお馴染みの「サーキットサファリ」がWEC開催時に初実施された。5台の観光バスがコースでWECマシンと並走、約200人のファンが至極の迫力を体感した。

サーキットサファリとは、SUPER GT等の国内レースでは恒例となっているプログラム。ファンを乗せた観光バスがレーシングコースに入り、そこを競技車両が圧倒的なスピードで続々と追い越していく。もちろんバトルではなく、厳密にいえば並走するのもわずか一瞬のことだが、それが連続的に繰り返されていくことになる。

WEC第7戦の予選日である14日の土曜、この日も富士スピードウェイはウエットコンディションとなったが、フリー走行開始前の午前10時過ぎにWEC開催時には初とされるサーキットサファリが敢行された。今回はメディアにもバスが用意され、海外からの取材陣にとっては日本発祥(であろう)サーキット文化を体験する貴重な機会となったようである。

一般観戦者の参加費用はペアで6480円(入場券等別途)、完売したとのこと。走行終了間際には(安全を確認した上で)ゆっくりとバスの横を本当に並走してくれるマシンもあり、格好のシャッターチャンスも提供されている。およそ10分間、2周の異世界体験を終えたファンはその迫力に満足した様子でバスを降りていた。来年以降の実施も期待されるところだ。

そしてサーキットサファリ終了後、10時30分~11時30分にはレースウイーク3回目のフリー走行(公式練習)が実施された。このセッションのベストタイムは#8 トヨタ(S.ブエミ & A.デビッドソン & 中嶋一貴)がマークした1分35秒414で、これは前日のフリー走行1回目と同水準。路面の状態は1回目とほぼ同じか、少し良いくらいであったと推察される。雨もセッション中は強く降らなかったようだ。

なお、フリー走行3回目の最中には、午後の予選開始時刻が30分早まり「2時開始に変更」との旨が告げられている。天候を鑑みての判断だと思われるが、当日になって開始時刻を早めるという措置は国内オンリーのレースイベントでは考えにくい状況。国際イベントならではの部分といえるところであり、土曜~日曜の現地観戦を予定しているファンには今週末、このあたりの情報を特に注意深く確認していただきたい。

《遠藤俊幸》

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