【ボルボ XC60 新型】安全性向上、3つのステアリングサポート機能を新搭載

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ボルボ XC60 T5
ボルボ XC60 T5 全 22 枚 拡大写真

ボルボ・カー・ジャパンは、2代目となるミッドサイズSUV、新型『XC60』を10月16日より発売した。

新型XC60は、最新のテクノロジーを活用して、乗員のみならず、車外の人をも守る16種類以上の先進安全・運転支援機能「インテリセーフ」を標準装備。3つのステアリング・サポート機能が新たに標準搭載となった。

「ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)」では、ブレーキ介入のみでは衝突を避けられない状況で、車両、サイクリスト、歩行者、大型動物を検知し、ドライバーが回避行動を取った時点で、ステアリング操作をサポートするため操舵力を補い、場合によっては内輪にブレーキをかけ、衝突回避を支援する。

「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」は、対向車が接近しているときに対向車線へ意図しないはみ出しを検知すると、ステアリングを自動で操作し、正面衝突を回避するため自車を対向車線から走行車線に戻すよう支援する。

ブラインドスポット・インフォメーションシステム(BLIS)の進化版となる「ステアリングアシスト付BLIS(後車衝突回避支援機能付BLIS)」では、他車の存在に気づかずに車線から逸脱した場合、または車線変更のウインカーを出して衝突の危険性が高まった場合に、ステアリングを自動で操作し車両を車線内に戻すよう支援する。

さらに自動運転「レベル2」相当となる、アシスト機能を追加。全車速追従機能付ACCを設定した140km/h未満の速度域にて、運転支援機能「パイロット・アシスト」を作動させると、わずかなステアリング操作で車線の中央を保持できるよう支援する。

エクステリアについては、ボンネットをシャープな稜線と曲線で立体的に造形し、ボディサイドパネルは、曲線に深い彫りを組み合わせた造形で構成。機能的かつ美しいデザイン表現とした。また力強い縦長のリアライトはシグネチャーデザインとしてショルダー部を強調、ボルボのアイデンティティを継承している。

インテリアは、コントラストステッチを施したテイラードダッシュボード、高級ガラスメーカーのクリスタルを使用したシフトノブ、木目が美しい流木からデザインコンセプトを取り入れたドリフトウッドや、質感の高いメタルを用いたデコレーションパネルなどを取り入れ、スカンジナビアンデザインを表現。クラフトマンシップを尽くして精緻に仕上げている。

また、直感的に操作できる独自のインフォテイメントシステム「センサス」を搭載。インパネ中央に配置された9インチのセンターディスプレイは、赤外線方式タッチスクリーンを採用し、手袋をしていても操作が可能。走行中に必要な情報は、新たに設定された12.3インチドライバーディスプレイと、ヘッドアップディスプレイにも表示される。さらに、ナビゲーションの目的地の設定やエアコンの温度調整、メディアの操作などを操作できる音声認識機能を搭載。CarPlayとAndroid Autoにも対応する。

パワーユニットは、ガソリンエンジン、クリーンディーゼル、プラグインハイブリッドの3種類を用意し、いずれも高効率の8速ATと電子制御AWDを組み合わせた。ガソリンエンジンは最高出力320psを発生する2.0リットル4気筒スーパーチャージャー直噴ターボ「T6」、最高出力254psの2.0リットル4気筒直噴ターボ「T5」の2種類を設定する。クリーンディーゼルは、4気筒ディーゼルとしては最高レベルの最高出力190ps、最大トルク400Nmを発生する2.0リットル4気筒ターボ「D4」エンジンを設定。さらにDrive-E 2.0リットル4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンと電気モーターを組み合わせたユニットを搭載するプラグインハイブリッドを設定。システムトータルで318ps+87psの大出力と15.7km/リットル(JC08モード)の燃費性能を実現するほか、電気モーターのみで45.4kmの走行が可能となっている。

価格は599万円から884万円。
ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は同日都内で開いた発表会で…

《纐纈敏也@DAYS》

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