ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーとなったポールスターは10月17日、同社の第一号車、『ポールスター1』を発表した。
ポールスター1は、ボルボカーズから独立した電動高性能車ブランドに位置付けられるポールスターが、2019年の半ばから導入予定。プラグインハイブリッド(PHV)の高性能な2+2のグランドツアラークーペとなる。
ポールスター1は、ボルボカーズの新世代プラットフォーム、「SPA」(スケーラブル・パフォーマンス・アーキテクチャ)がベース。ただし、その約50%は、ポールスターの独自設計となる。
PHVパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリン「Drive-E」エンジンが前輪を駆動。2個のモーターが後輪を駆動する4WDとなる。システム全体で、最大出力600hp、最大トルク1000Nmを発生。EVモードの航続は150km。ポールスターによると、市販ハイブリッド車で最高のEVレンジを持つという。
また、ボディパーツのほとんどをカーボンファイバーとして、230kg軽量化。ボディのねじり剛性は45%向上させた。オーリンズと共同開発した連続電子制御サスペンション「CESi」を採用。また圧倒的な加速力に対する制動力を確保するため曙ブレーキとの共同開発によるブレーキを装着。後輪左右を駆動する2個のモーターには、トルクベクタリング機能を備えている。
レーシングチームに端を発するポールスターは、2015年7月にボルボカーズの傘下に…