【東京モーターショー2017】オムロン、車両周辺を高精度に計測できる3Dライダーを開発

自動車 ニューモデル モーターショー

オムロンオートモーティブエレクトロニクスは、車の周囲の状況を高精度に計測できる3D-LIDAR(3Dライダー)を開発したと発表した。一般道や市街地での自動運転車向けに2020年の量産開始を目指す。

車の前方検知用センサーとして主流となっているカメラやミリ波レーダーは、天候や検出物体の性質の影響を受けやすく、ポールや縁石など障害物の多い一般道や市街地での自動運転の実現には、車の周辺状況を高精度に検知できるLIDARセンサーの併用が不可欠とされている。

今回、赤外線レーザーを水平方向にスキャンし、縦方向に分割した多分割受光素子で受光することで、広い視野角と高解像度を実現した3D-LIDARを開発した。30m先にある縁石や段差など、高さ10cm程度の障害物を高精度に計測できる。

自動車メーカーがこの3D-LIDARを使用することで、これまで検出が難しかった低背の障害物も計測し、安全な走行ルートを決定できるシステムの開発が可能となる。また、3D-LIDARを車両の周囲4カ所に取り付け、計測結果を統合・分析することで、車両の周囲360度にいる歩行者や、四輪車、二輪車、縁石などの物体を認識することが可能となるとしている。

今回開発した3D-LIDARは10月25日から始まる東京モーターショー2017に出展する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る