【東京モーターショー2017】「高解像度ヘッドランプ」を体感する…市光工業がコックピットを設置予定

自動車 ニューモデル モーターショー
市光工業 ブースイメージ
市光工業 ブースイメージ 全 4 枚 拡大写真
市光工業は、10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催(一般公開は10月28日から)される「第45回東京モーターショー2017」で、自動運転時代のニーズに応えるライティングと電子ミラーの最新技術を展示する。

市光工業は、高輝度の光源と電子デバイスで実現する「高解像度ヘッドランプ」の活用例として、より進化したグレアフリー(防眩)ハイビームや路面描画機能など6つのシーンを体験できるコックピットを設置。これまでの照らすという役割に加えて運転手や歩行者に情報を伝えるという役割を担う自動運転時代の新たなライティングの世界を来場者に体験してもらう。

夜間走行時、対向車や先行車をフロントカメラで検知し、配光を自動的に調整するグレアフリーハイビームがすでに実用化されているが、高解像度ヘッドランプでは、対向車や先行車の運転席部分のみ、歩行者の上半身のみといった最小限の範囲に光が当たらないように緻密にコントロールできる。またロービームで路面に記号や絵を表示でき、進行方向を矢印で投影する、車幅を示すラインを表示しするなど、多彩な運転者アシストが可能。さらに「横断歩道」の形状を路面に表示して、歩行者に安全に渡れることを伝える歩行者アシストの機能も提供できる。

ブースでは、自動運転時に車両が光で意思を表現する「コミュニケーション・ライティング」も展示。車両全周にLEDライトによるコミュニケーションランプを配置し、色や発光パターンにより、周囲の歩行者やドライバーに自車の動きや検知合図を送る。また、グラフィカルなポジションランプとテールランプにより、車両起動時にユーザーを迎えるウェルカムメッセージを表示したり、走行開始の合図を出すこともできる。

さらに、従来のドアミラー、ルームミラーをカメラとディスプレイに置き換える「カメラモニターシステム」も展示する。ドアミラーの代わりとなるクラス3は、空力性能を高め、直接視界を改善し、デザインの自由度を拡大。ルームミラーの代わりとなるクラス1は、座席や乗員、荷物などの室内環境に左右されることなく、常に広い視界を提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る