【東京モーターショー2017】ダイハツ、5台のコンセプトカーを日本初公開…SUVは近い将来発売か

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ダイハツ工業のブース
ダイハツ工業のブース 全 7 枚 拡大写真

出展のテーマを「Light you up」に掲げるダイハツ工業は、今回の東京モーターショーで5台のコンセプトカーを日本初公開した。なかにはすぐにでも発売できそうな車もあった。

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その5台とは『DNコンパーノ』『DNマルチシックス』『DNトレック』『DNプロカーゴ』『DNユースペース』だ。そのほか、参考出品車両として『トール』と『ブーン』、そして年内発売予定の軽商用車『ハイゼットカーゴ』も展示した。

DNコンパーノは1963年に発売した『コンパーノ』の伸びやかでスタイリッシュなデザイン思想を継承し、大人2人がゆったりと過ごせる室内空間を実現して、コンパクト4ドアクーペだ。「今後高齢化が進む中、いくつになってもアクティブに暮らしたいという方々に喜んでいただけるのではないでしょうか」と奥平総一郎社長話す。パワートレインは1リットルターボで、1.2リットルハイブリッドも搭載可能だという。

DNマルチシックスは、3列シートのコンパクトミニバンで、室内はウォークスルーになっている。取り回しの良さとスタイリングとを両立させたそうだ。今年8月のインドネシアモーターショーで初めて公開し、反響が大きかった車だ。

DNトレックは「コンパクトSUVを、もっと気軽にすべての人に」をコンセプトに開発した車で、街中でもアウトドアでも使いやすいようになっているという。乗りこなしやすいサイズ感と高いユーティリティに、ハイブリッドならではの低排気ガス性能をプラスしている。非常に完成度が高く、近い将来市場に投入してくるのは間違いないだろう。

DNプロカーゴは、1957年に発売した『ミゼット』の使い勝手の良さを継承し、シニアや女性でも使いやすい低床フラットフロアや室内大空間、使う人の用途に合わせたマルチユニットシステムが特長となっている。「これまで商用車は使いにくいと思っていた方に、この車ならもっと仕事がしやすいと感じていただけるような工夫を凝らした」(奥平社長)そうだ。

DNユースペースは、子育て世代のママたちのことを考え抜いて新設計した車だ。大開口スライドドアと簡単跳ね上げ式シートを採用し、日々の買い物にも週末のお出かけにもちょっとしたゆとりを生む、ママたちの使い勝手を極めた1台とのことだ。

「ダイハツは11年連続で軽自動車のシェアナンバー1を獲得し、軽の技術を生かしたコンパクトカーは、インドネシア、マレーシアでも活躍しています」と奥平社長。そのダイハツブースにはインドネシアからマスコミ関係者20人が訪れ、熱心に話を聞いていた。

《山田清志》

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