【東京モーターショー2017】激動の2年、新しいSUVで持続的成長を目指す…三菱自動車

自動車 ニューモデル モーターショー
三菱自動車 取締役CEO 益子修氏
三菱自動車 取締役CEO 益子修氏 全 8 枚 拡大写真

「前回のモーターショーから激動の2年が経ち、この場にふたたび立てたことを感謝したい」とプレスカンファレンスのスピーチを始めたのは、三菱自動車 取締役CEO 益子修氏。

激動の意味はだれもがわかっているが、益子CEOは「ルノー日産グループに入ることでスケールメリットの恩恵に授かることができ、V字回復に向けた着実な歩みを踏み出せた」とし、中期経営計画で示した、2019年までに販売台数、売上ともに30%アップ、営業利益率で6%達成に向けた意気込みを語った。

続けて、三菱自動車のこれからの成長を支えるのは現場の力だとし、R&Dにも積極的に投資を行うことを表明した。取り組みの成果のひとつとして、まず『エクリプスクロス』の日本向けバージョンを正式に発表した。これは、今年のジュネーブモーターショーで発表されたものと同じだが、日本市場に本格的に展開するため、国内工場で製造された車体を展示している。

さらに益子CEOは、SUVの新しい価値を加えたいとして、EV化、AI、コネクテッドへのシフトも宣言した。SUVは三菱自動車にとって長年手がけてきた特別な存在だが、次の100年を見据えた持続的な成長のためには必要な変革だという認識だ。

そして発表されたのが「Drive your Ambition」というブランドタグと、EV SUVのコンセプトカー『e-EVOLUTION CONCEPT』だ。新しいコンセプトカーは、三菱自動車の強みである。EVとSUVとを“大きい志”で融合させたクルマだとする。フロントモーターに加え、リアにデュアルモーター+AYCを搭載した3モーターの4WDシステムを採用している。AIエージェントも搭載しドライバーをアシストする。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る