話題沸騰中のDIATONE・最新モデルの“音”を、搭載デモカーでCheck!!

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話題沸騰中のDIATONE・最新モデルの“音”を、搭載デモカーでCheck!!
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10月20日に発表され、早速各所で話題沸騰中の『DIATONE SOUND.NAVI』の2017年モデル、および新型車載用DIATONEスピーカー『DS-G300』。その音をいち早く、搭載デモカーで確認する機会に恵まれた。今回はそのリポートを、詳細にお伝えしていく。

■まずは『NR-MZ300PREMI』の音をチェックすべく、搭載デモカーに乗り込む…。

試聴が叶ったデモカーは2台。1台が、2機種発表された『DIATONE SOUND.NAVI』のうちの1つ『NR-MZ300PREMI』とフラッグシップスピーカー『DS-SA1000』とが組み合わされた「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」、もう1台が『NR-MZ300PREMI』と『DS-G300』が装着されている「トヨタ・C-HR」。

まずは、「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」のインプレッション・リポートからお伝えしていこう。

最初に搭載システムを紹介しておきたい。先にも記したように、メインユニットが『NR-MZ300PREMI(税抜価格:26万8000円、11月9日発売予定)』、フロントスピーカーが『DS-SA1000』、さらにはサブウーファー『SW-G50』も搭載し、フロントスピーカー、サブウーファーともに、ブラックスの『MX4』×2台で鳴らされている。

目指されているのは、『NR-MZ300PREMI』を核とするシステムで、最高レベルのHi-Fiサウンドが可能であることを示すこと、である。

ちなみに同デモカーは以前から用意されていたクルマであり、従来システムからメインユニットが『NR-MZ300PREMI』へと換装されたものである。

さて、そのサウンドは…。

一聴してのインパクトが、以前の音よりも明らかに強くなっている。特に印象深いのは、サウンドステージの立体感、スケール感だ。奥行きが深く、しかしボーカルはしっかりと前に出ている。結果、音楽の説得力が強烈。迫力が違う。

S/N感も以前のレベルを上回っている。演奏がブレイクされる瞬間の静けさたるや…。そしてまた演奏が始まると一気に奥行き感が深まる。なんともダイナミック。臨場感もこの上ない。音楽の世界にぐいぐいと引き込まれていく。

さらには、音の繊細さ、滑らかさ、質感も素晴らしく、実に心地良い。「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」で展開されている音が、クルマの中で聴ける音として最高レベルにあることは間違いない。『NR-MZ300PREMI』は、確かに大きな“深化”を見せていた。

■新型車載用DIATONEスピーカー『DS-G300』の実力は…。

続いては、「トヨタ・C-HR」のインプレッション・リポートを紹介していこう。

当デモカーでは、「DIATONEによる入門的カーオーディオシステム」が示されていて、新機種8型大画面ナビ『NR-MZ300PREMI』と新型車載用DIATONEスピーカー『DS-G300(税抜価格:8万円、発売予定日は11月9日)』との組み合わせで、どこまでのサウンドが楽しめるかをデモすることが目指されている。

なお、あくまで“入門編”であるので、スピーカーのインストールスタイルも至って現実的な仕様となっている。ミッドウーファーは内張りパネル内に自然に収められ、トゥイーターは付属のスタンドを用いてダッシュボード上に“ポン”と置かれるスタイルで取り付けられている。それぞれ特殊な加工は一切行われていない。

ちなみに当スピーカーは、取り付けのしやすさにも特長がある。ミッドウーファーの取り付け奥行き寸法は59mm(実測値59.2mm)に抑えられているので、内張りパネル内に装着できる車種は相当に多いはずだ。さらには取り付け穴が6穴から一般的な4穴仕様に変更されていて、裏側の端子の取り付け作業性の向上も図られている。

トゥイーターは、『DS-G20』が65mm径であるのに対して52.6mmまでに小型化されていて、ダイレクターと取り付けマウントを取り外せば、Aピラーへの装着も比較的に容易に行える。

また当デモカーでは、ドア内部の“デッドニング”もライトな仕様で完了されているとのことだった。ドアの鉄板を外側から軽くトントンと叩いてみたが、確かに制振作業は軽めのようだ。鉄板の共振がガチガチに抑えられているような音はしなかった。

■一瞬で人を惹き付ける魅力がある。印象度が、とにもかくにも高い。

さて、「トヨタ・C-HR」ではどのような音が聴かれたのかと言うと…。

試聴トラックのイントロが鳴り始めた瞬間に、その出音に目を見張った。衝撃度は「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」以上だった。驚かされたポイントは、まずは低音のパンチ力。音に芯があり、密度感が高く、ハリがある。バランスはあくまでナチュラルで、量感が強調されているわけではないのだが、エネルギー感が強烈に伝わってくる。この価格帯の製品で、このような良質な低音を聴かせるスピーカーは他ではちょっと思い付かない。

その上で、中音は分厚く、高音は艶やかで伸びやか。質感も至って良好で、心地良さも十二分に味わえる。ハイエンドシステムの音に肉迫するハイレベルなサウンドが、目前に広がっている。

きっとこの音を聴いた多くの人が、鳴り始めてすぐに、「このスピーカーは他とは違う」と明確に感じ取るはずだ。『DS-G300』のサウンドには、一瞬で人を惹き付ける魅力がある。印象度がとにもかくにも高い。

なお当デモカーにはサブウーファー『SW-G50』も搭載されている(ドライブするパワーアンプはカロッツェリアのエントリーモデル『PRS-D700』)。これをオンにして試聴し、驚愕の度合いはさらに深まった。低音のふくよかさや厚みが増すのはもちろんのこと、中音、高音の響きの質までも一段と良化した。サブウーファーを足すことでここまでの上積みを見せるあたりからも、『DS-G300』の非凡さを思い知れた。実力の確かさを疑う余地はない。製品発表を聞いたときには『DS-G20』の後継、『DS-G500』の廉価版なのかと思っていたが、DIATONEが新たなコンセプトの元に作りだした別世界のスピーカーだと言い切れるほど強烈な印象を残してくれた。

今回の2台のデモカーのサウンドは、これまでの同社のデモカーの中でも、出色の出来映えだった。聴き終えた後の満足感が極めて高かった。それぞれ、一聴の価値はすこぶる高い。

これらの製品が試聴出来る情報は、ダイヤトーンのウェブサイト(CLUB DIATONE)で確認できる。こまめにチェックをして、もしもお近くで聴けるチャンスを見つけたならば、それを逃してしまうことのなきように。

《太田祥三》

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