東北リメイク489系最後の撮影会 11月12日…来年3月にはデビュー時の姿に復元へ

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オリジナルのクハ489-501は、EF63形電気機関車を連結するため、連結器カバーはなかったが、現在のリメイク姿では取り付けられている。
オリジナルのクハ489-501は、EF63形電気機関車を連結するため、連結器カバーはなかったが、現在のリメイク姿では取り付けられている。 全 1 枚 拡大写真

ボンネット型特急電車保存会は11月12日、北陸本線小松駅最寄りの土居原ボンネット広場(石川県小松市)で「ありがとう、ボンネット 東北特急編撮影会」を開催する。開催時間は10時から12時まで。

土居原ボンネット広場には、2012年までJR西日本金沢総合車両所に在籍していた489系特急形電車の先頭車・クハ489-501が保存・展示されている。

同車は、1971年に信越本線横川駅~軽井沢駅間(現・廃止)の急勾配対策としてデビューした、EF63形電気機関車と協調運転できる初の特急形電車・489系の一員として誕生した。489系で最後まで残っていたH01編成の1両で、信越本線時代はEF63形を直接連結する横川方の先頭車だった。

現在は、1965年に東北用483系の一員として登場したクハ481形をリメイクした姿になっており、その撮影会が4回開催された。しかし、12月からはデビュー当時の姿に戻すための側面修復作業が行なわれる予定で、リメイク姿での撮影会は今回で最後となる。

最後の撮影会では、『やまびこ』『やまばと』など、国鉄時代に使われた白地のヘッドマークが掲出され、車体には、バックミラー、赤塗装姿のヘッドライトカバー、クリーム色のスカートなどが再現される。参加費用は300円。

現在、ボンネット型特急電車保存会では、10月31日まで、クハ489-501をデビュー当時の姿に復元するためのインターネット募金(クラウドファンディング)を実施しており、目標額の100万円に対して7割以上の支援が集まっている。2018年3月末の完工を目指すという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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