【新聞ウォッチ】 ヤマダ電機もEV事業に参入…EVベンチャーに出資、船井電機が生産

エコカー EV
ヤマダ電機が一時販売した三菱 i-MiEV。
ヤマダ電機が一時販売した三菱 i-MiEV。 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年10月31日付

●神鋼中間配当見送り、データ改ざん、最終利益は「未定」(読売・1面)

●スバル「不正」報告書提出、国交省に 社内に二つの規定(読売・8面)

●トヨタ、世界販売台数が最高、今年度上半期、グループで2.9%増(朝日・8面)

●自動車世界生産5社が過去最高、中国で好調(朝日・8面)

●日産、出荷再開遅れる、体制是正、週内は困難(朝日・8面)

●MRJ展示施設来月末オープン、愛知(朝日・8面)

●出国税1000円19年度導入、政府検討、27年ぶり新税(毎日・1面)

●スバル来週25.5万台リコール、無資格検査、国交省、2工場立ち入り(産経・11面)

●ヤマダ電機がEV、小売り主導、100万円以下に(日経・1面)

●「トヨタ創造精神立ち返る」創始者顕彰祭で名誉会長、スズキ会長も初参加(日経・15面)

●三菱自の業績回復、4~9月営業益400億円、東南アジア好調、マツダは米で苦戦15%減(日経・15面)

ひとくちコメント

東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショー2017は、まるで「EVの祭典」と思われるほどに、各社のブースではEV(電気自動車)のコンセプトモデルを競って展示しているが、そんな中、家電量販最大手のヤマダ電機も、EV事業に本格参入するという。

きょうの日経が1面で報じている。トヨタ自動車のグループ会社でEV開発を手掛けてきた技術者が創業したベンチャー企業のFOMM(川崎市)に、10数億円を出資し、部品は中国の自動車大手からの調達を見込むという。

さらに、生産は船井電機に委託し、2020年までに1台100万円以下の小型EVを、ヤマダ電機の全国の店舗やネット通販で販売する計画という。ヤマダのように家電量販店という異業種からのEV参入はともかくとして、それを低価格帯の家電製品で業績を伸ばしている船井電機が生産するというのも、興味津々である。

ヤマダ電機ではこれまで三菱自動車のEV『i-MiEV』を試行販売したことがあるが、3年後には低価格の“ヤマダブランド”のEVが街中を走り回ることにもなりそうだ。

《福田俊之》

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