修復した旧別府鉄道キハ2を公開 11月11日…往年のルノーも登場

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2017年度の加古川市協働のまちづくり推進事業補助金事業として行なわれるこのイベント。キハ2の修復は、屋根防水・車体外装防錆・塗装に140万円、鋼体の強度向上や鋼板の交換・溶接工事に30万円を要した。屋根回りの防水工事や車体の腐食を食い止める防錆工事は困難をきわめたという。
2017年度の加古川市協働のまちづくり推進事業補助金事業として行なわれるこのイベント。キハ2の修復は、屋根防水・車体外装防錆・塗装に140万円、鋼体の強度向上や鋼板の交換・溶接工事に30万円を要した。屋根回りの防水工事や車体の腐食を食い止める防錆工事は困難をきわめたという。 全 1 枚 拡大写真

旧別府鉄道キハ2号を守る会は11月11日、兵庫県加古川市野口町に静態保存されている旧別府(べふ)鉄道キハ2の第1期修復工事状況を公開する。

キハ2は、1984年2月に廃止された別府鉄道(別府港~土山間、野口~別府港間)で使われていた「ガソリンカー」と呼ばれる日本最古級の機械式気動車で、廃止後は円長寺駅跡に保存されていた。

しかし、鉄道廃止からおよそ30年以上が経過して荒廃が激しくなったことから、旧別府鉄道キハ2号を守る会では、修復のためのインターネット募金(クラウドファンディング)を行ない、6月28日までに目標額の170万円を大きく超える190万6000円の支援を集めた。

これにより修復作業が前進することになり、第1期修復工事が10月31日に完了。今回、公開の運びとなった。

修復された車体は、劣化した鋼板を交換し、鋼体の強度向上を図ったほか、防水・防錆工事や上塗りによる塗装工事も行なわれ、朱色の塗色上に別府鉄道の車紋と「キハ2」の文字が鮮やかに甦った。

公開は10時から15時30分まで、円長寺ポケットパーク(山陽電鉄本線浜の宮駅から徒歩15分)で行なわれ、1950~1960年代の日野ルノーも展示される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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