愛車とずっと長くつきあう方法…転ばぬ先の「防錆対策」

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愛車とずっと長くつきあう方法…転ばぬ先の「防錆対策」
愛車とずっと長くつきあう方法…転ばぬ先の「防錆対策」 全 18 枚 拡大写真
昔に比べて最近のクルマはサビにくくなっている。とはいえ積雪量が多い山間部では、除雪や豪雪支援対策として散布される融雪剤がサビを呼びやすいものだ。

見た目はキレイなクルマでも、足回りは「サビだらけ」なんて事もありうる。知らない間に侵食が進むサビによって、愛車の資産価値を下げ続けている可能性もありうる。愛車とずっと長くつきあうため、サビから愛車を守る有効な方法はあるのだろうか?



そこでオススメしたいのが「防錆(ぼうせい)処理」だ。防錆処理とは、車体をサビから守るために行うもので、防錆塗装や錆び止め処理、防錆コーティングとも呼ばれている。最近では、ユーザーが「同じクルマに長く乗る」傾向にあり、愛車の資産価値を保つためにも、愛車に長く乗り続けるためにも「防錆処理」は最も有効な手段だと言えるだろう。


◆サビの原因とは?

そもそもの「サビ」の原因は、飛び石などによる小キズ、酸性化した雨水、ホコリ・糞害などによる汚れが一般的なものだ。また、沿岸エリアでは塩分を含んだ「潮風」がサビの原因になりやすく、積雪エリアでは凍結防止剤(塩化ナトリウム)や融雪剤(塩化カルシウム)がサビの発生を誘発しているのだ。

ボディーはキレイに洗車しているが、ついつい見逃しがちなクルマの下回り。たまにはクルマの下回りを覗いてみよう。

サビが進行している軽トラックの下回り(その3)


◆愛車のサビを放置すると…

防錆処理を施さず、洗車やコーティング、ワックスがけなども行わないまま、キズや汚れを放置してしまうと、徐々にサビが進行して、いつしか車体に大きな穴が空いてしまう。そのような状態に陥ってしまうと、車検に通らなくなったり、最悪の場合、腐食して金属パーツ(マフラーなど)が走行中に落下し、大事故に発展してしまう可能性もある。

当然ながら、サビだらけで穴が空いた車体の補修や修理には、多額の費用がかかる。また、中古買取の査定価格が相場より低くなるのはもちろん、買取を拒否されるケースもあるだろう。クルマにとって、サビはデメリット以外の何物でもない。


◆防錆処理の方法

長野県岡谷市にある郷田鈑金は、防錆処理を行っているショップのひとつ。これまで使用していた防錆剤や機材を刷新。より高精度で長期的な効果が見込める防錆処理システムを導入している。

郷田鈑金

同社で使用されるものは、世界の自動車メーカーで採用されている防錆剤「デニトロール」だ。

環境にやさしい水性のデニトロールの特長は、表面が硬く内部は柔軟性があってしかも剥がれにくいという。また、しっかりとした塗膜がクルマを保護してくれるので、下廻り部品を傷みにくくさせ、サビによる部品交換などのリスクも抑えられ経済的だ。また、厚みのあるデニトロールの施工層は「防音」にも効果的だという。サビだけでなく走行時の騒音軽減をも可能にするスグレモノなのだ。


郷田鈑金で使用している防錆剤「デニトロール」

施工方法は、始めにスプレー噴射機を使用して液体状のデニトロールを下回りなどに吹きかけたあと、水が溜まってサビやすい部分にデニトロールの「浸透剤」を流し込み、溶接部や接合部に防錆剤を浸透させる。



水の溜まりやすいドアの下なども、しっかりと防錆する。

水が溜まりやすい部分に「デニトロール浸透剤」を塗布しているところ

さらに、柔軟性があるデニトロールの「密封剤」を塗布。この密封剤は厚い被膜を作り、割れにくく剥がれにくい特徴があるため、より防錆効果が高まり長期的に車体をサビから守ることができるようになるという。

防錆剤「デニトロール密封剤」のサンプルプレート
防錆剤「デニトロール密封剤」を入れたスプレー噴射機

▼ 施工前(ビフォアー)▼

サビが進行している軽トラックの下回り(その2)

▼ 施工後(アフター)▼





◆防錆処理を施すときはショップ選びに要注意!

防錆処理を施す際に大切なことは、効果的な防錆処理ができるショップに依頼すること。

ディーラーなどを経由して見知らぬ業者に防錆処理を依頼した場合、効果があまり期待できない防錆剤をおおまかに吹きかけるだけの粗雑な処理をされている可能性もあるという。技術力が高く経験豊富な専門ショップを訪ねてみると良いだろう。

大切な愛車にずっと長く乗りたい人は、今からでも防錆処理を検討してみてはどうだろうか?特に新車で購入した際には、錆が発生する前の施工が効果的だ。サビの発生や侵食を抑え、愛車の寿命を伸ばす防錆対策は、冬のシーズン到来前に行うがオススメだ。

《カーケアプラス編集部》

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