米海兵隊、トランプ大統領訪日にあわせて専用ヘリ「マリーンワン」を運航

航空 行政
埼玉県川越市のゴルフ場(霞ヶ関カンツリー倶楽部)に接近してきた大統領専用ヘリ VH-3Dシーキング、「マリーンワン」のコールサインが使われている。
埼玉県川越市のゴルフ場(霞ヶ関カンツリー倶楽部)に接近してきた大統領専用ヘリ VH-3Dシーキング、「マリーンワン」のコールサインが使われている。 全 14 枚 拡大写真

アメリカ海兵隊は5日、ドナルド・トランプ大統領の日本訪問にあわせ、大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」を運用した。距離のある移動を伴うスケジュールだったことから、大統領の足として使われている。

大統領専用ヘリはクアンティコ海兵隊基地(バージニア州)に所在する「第1海兵ヘリコプター飛行隊(HMX-1)」が運用している。大型の「VH-3Dシーキング」と、中型の「VH-60N プレジデントホーク」の2種類があり、今回の日本訪問では前者が使用されている。空軍の大型輸送機を使って10月30日に横田基地(東京都福生市)へ空輸、翌31日午後に1回だけのルートチェックフライトが実施された。

今回のトランプ大統領の訪日スケジュールでは初日に横田基地へ到着後、埼玉県川越市内にあるゴルフ場を訪れ、その後に東京都内へ移動することになっていた。いずれも陸路を使った移動だと時間を要し、セキュリティ上の問題が生じることから専用ヘリを利用することになった。

だが、そのヘリコプターについても「安全上の問題から搭乗できるのは30分間」という制約があるとされ、今回の日本訪問では羽田空港ではなく、ゴルフ場に近い場所にある横田基地を日本への到着地としてチョイスしたものとみられる。横田基地からゴルフ場までが約10分間、ゴルフ場から六本木の米軍専用ヘリポートまでが約20分間と、制限を難なくクリアする所要時間で運航されている。

なお、空軍が運航しているエアフォースワンと同様、マリーンワンも「大統領が搭乗した際に管制との交信で使用されるコールサイン」であり、主のいない回送中は別のコールサインが使用されている。

《石田真一》

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