ゴム製品業界の特許資産規模ランキング…ブリヂストンが1位、住友ゴムは2位にランクアップ

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2017年のゴム製品特許資産規模ランキング結果
2017年のゴム製品特許資産規模ランキング結果 全 2 枚 拡大写真

パテント・リザルトは、独自に分類した「ゴム製品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ゴム製品業界 特許資産規模ランキング」をまとめた。

今回は2016年4月1日から2017年3月末までに登録された特許を対象に得点化して評価した。

それによると1位となったのはブリヂストンだった。注目度の高い特許には「表面の適度な光沢と、黒くしっとりとした質感を備える外観に優れたタイヤ」や「低温環境での燃費性能を向上させ、十分なウェット性能を確保することができるタイヤ」、「製造の簡易化やコスト削減を可能とするタイヤの成形方法」に関する技術など。

2位は住友ゴム工業で、「注射器用のゴム表面や、タイヤの溝表面の一部に適した、優れた摺動性、耐久性を持つ弾性体の表面改質方法」や、「低燃費性、ウェット性能、耐摩耗性をバランス良く改善することのできるタイヤ」などが注目度が高い。

3位は横浜ゴムで、注目度の高い特許には「ホース金具の、かしめ性能の低下を抑えることができるゴムホース」や、「タイヤ内部の金属による補強材との接着性を改善し、硬度および引張特性を高めたゴムを用いたタイヤ」に関する技術などがある。

前年よりも順位を上げた企業は、前年の3位から2位となった住友ゴム工業、前年の7位から4位にランクアップした東洋ゴム工業のほか、バンドー化学が6位から5位、ピレリタイヤが19位から10位に上がった。

東洋ゴム工業は「空気の代わりに支持構造体を備えるエアレスタイヤ」、バンドー化学は「優れた放熱効果を発揮する、樹脂と熱伝導性フィラーを有する熱伝導性樹脂成形品」、ピレリは「タイヤと転動面との間の潜在的な摩擦を推定するための方法」などの注目度が高い。

《レスポンス編集部》

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