フォードのクロスオーバーSUV『エッジ』次期型プロトタイプを初めて捉えた。アウディ『Q5』やメルセデスベンツ『GLC』を競合とするエッジだが、次期型ではそんなライバル達にとって脅威となる“秘策”が盛り込まれるという。
エッジは『エスケープ』と『クーガ』の間を埋めるモデルで、世界100か国で発売されているグローバルモデルだ。アウディ、メルセデスベンツ、BMWらメジャーメーカーに対しコストパフォーマンスで優位に立っているが、販売面では押されているのが現実だ。
今回捉えたプロトタイプは、カモフラージュが重くディテールは不明だが、薄くシャープなヘッドライトや押し出し感の強いグリル、スポーティなテールライトにアップデートされるという。プラットフォームには、リンカーン『MKX』同様の「CD4」を採用し、ホイールベースが延長される。
パワートレインは、9速スピードATに組み合わされる2リットルと2.7リットルのエコブーストエンジン、そしてトップモデルには320ps以上を発揮する3.5リットルV型6気筒NAエンジンがラインナップされるだろう。
冒頭に挙げた秘策とは、フォード車の高級仕様として設定される「Vignale(ヴァニャーレ)」だ。具体的な仕様は不明だが、次期エッジにこのヴァニャーレを投入し、ドイツ勢を上回る高級感を武器に世界市場に挑むと噂されている。
ワールドプレミアは、早ければ2018年1月のデトロイトモーターショーとなりそうだ。