ドローンがVRと合体、こりゃ乗ってる気分になれる!…ドローンビレッジ【産業交流展2017】

航空 企業動向
DJI社のINSPIRE2。カメラにマイクロフォーサーレンズを採用しており、画質はもちろん、レンズ交換により用途も広がる。これが個人用としては上限とか。
DJI社のINSPIRE2。カメラにマイクロフォーサーレンズを採用しており、画質はもちろん、レンズ交換により用途も広がる。これが個人用としては上限とか。 全 4 枚 拡大写真

中小企業では国内最大級のトレードショーと言われる産業交流展。それゆえ、様々な業種が出展しているが、そんな中にドローンを並べているブースを見つけた。出展していたのはドローンビレッジというグループ。関東を中心に7店舗で同一ブランドを展開しているもので、船橋本部の田村慎一郎氏に最近のドローン事情を伺った。

最近、イベントなどでトラブルを起こしたドローンなどがあり、問題視されているイメージもあるが、販売や飛行依頼などの状況はどうなのだろう。

「事業用としてのニーズはどんどん高まっています。赤外線カメラと180倍ズーム付きカメラを組み合せて搭載したドローンで、メガソーラーのソーラーパネルを点検したり、高圧線の鉄塔の碍子の破損や交換の前準備に型番をチェックするなど、用途は広がっています」

PVや映画の撮影などで飛行を依頼されることも多いそうだ。ちなみに、最近子供向けのイベントで突如、ドローンがコントロールを失って墜落してしまった事件があったが、あれは整備不良、もしくは技術不足が原因だと言う。

「GPSを受信出来ている時には、手を放していても自動で空中に静止できるくらい安定性は高いんです。でも、GPSは途切れることもあって、その時には手動で姿勢を制御してあげる必要があるんですね」

同社の扱うDJI社製ドローンは、6万円から様々なサイズや機能の機種が用意されているが、70万円程度のドローンに30万円ほどのカメラなどのオプションを装着するあたりが個人用としては上限とか。

今回の展示会ではドローンに搭載したカメラをVRゴーグルで見ながら操縦できるセットもあった。ゴーグルは6万円程度(現在キャンペーン中で5万円程度)と思ったほど高くない。試しにブース上部に固定しているドローンの映像をVRゴーグルで覗かせてもらうと、首を上下左右に振ればある程度の範囲まではカメラが動いてくれるので、まるでドローンに乗っている気分になりそうだった。思わず「欲しいッ」と呟きそうになってしまったのだ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る